進化論の生まれた島々
ヒ ト デ
ガラパゴス諸島上陸記念塔
ガラパゴスペンギン
ガラパゴスアホウドリ
ガラパゴスアオアシカツオドリ
ガラパゴスアメリカグンカンドリ
ウミイグアナ
ウミイグアナ
ガラパゴスアシカ
ガラパゴスマスクカツオドリ
ガラパゴスぺんぎん
アオアシカツオドリ求愛ダンス
海がめが産卵に歩いた後
ウミイグアナとカニ
環境保護ルールは
全ての物を島へ持ち込まない
持ち出さない
動植物にはふれない
エサを与えない、一切のごみを捨てない
動物には一定以上の距離を保つ
これらの厳しいルールを守れば
動植物は人間と同化する
「地球の島めぐり-70島」
の折り返しの島(35島目)として
あまりにも衝撃的で感動の連続であり
動植物の保存の重要さを知らされた
旅のつれづれであった……。
諸島の鳥や動物たちは
人間と同じように自由がある
オリの中に囲われたペットではない
自由に生きる姿に人は、感動する
ダーウィン研究所のある
サンタ・クルス島は
諸島内では一番栄え
国立公園から除外されている
町の一部では魚釣りも解禁
イグアナ、アシカ、ペリカンが
ハトや犬猫のごとく悠々と
人間と共存している
非現実な生活は日課となり
一日クルーズの観光客で町は賑い
不思議な雰囲気をかもし出している
諸島全域がユネスコの
世界自然遺産に登録されているのは
当然のことだと感じた
貴重な自然は発見当初から
守られていたわけではなく
16世紀半ばの大航海時代には洋上の
重要中継地点として利用され
「生きた航海保存食」
としてゾウガメたちは乱獲されたと
各書物には記されている
25万匹もいたゾウガメは1万5千匹に減少した
アホウドリも絶滅寸前の危機にあったが
保護活動のお陰で復活をされている
島の誕生から数百万年を数え
大陸から孤立した諸島で
動植物が独自の進化を遂げてきた
中学生の頃に習ったダーウィンの
「進化論」の正に野外授業である
地球上にこれほどの自然が
残されているのは他に類を見ない
赤道直下、野生動物の王国
「ガラパゴス諸島」
「どこでんねん?」
多くの友人たちから同じ質問が
返ってくる
南米大陸から西へ600マイルの
太平洋上に浮かぶ火山群島である
環境自然保護活動に携わる人たちは
大変困難を極めているが
そのお陰で動物たちは
人間に対しひとかけらの警戒心も持っていない
その活動の中にはwwFジャパンから派遣された
日本人の姿も見えた
野生動物の楽園