ホバートの港
美しい公園
石造の家
早速、小鉄と町を散策。
「まるで映画のセットのような町やネ」
何処の庭にも花がいっぱい。
町並みは美しく手入れが行き届いている。
しかし、急な坂道が多く、
チョットそこまでの積りが息も切れるほどだ。
「こりぁ歩いては無理やで」
日曜日のせいか港は人で賑っている。
抜けるような青空。空気が旨い。それもその筈、
観測所のデーターで、
世界一空気のきれいなことが公式に認められているという。
きれいな雨水で育った野菜、家畜から作られるチーズ。
北海道の80%の面積を持つタスマニア島は、
四分の一が大自然の残る国立公園で、世界遺産になっている。
その形から別名「リンゴ島」とも呼ばれ、
夏でも30℃を越える事はない。
訪れた2月は南半球の夏で、
半そでに薄手のセーターで快適だ。
州都ホバートは南東部に位置する港町。
19世紀を思わせる古い家並みが続き、
石造りの倉庫は歴史を感じさせる。
ワインもさぞかし美味いだろうと、
食い意地の張った二人はスーパーへ。
野菜はみずみずしく、色も鮮やか。
小さめ目のリンゴは1ケ20円ほどの安さ。
お目当てのカマンベールチーズは
$3・45(300円)。
早速、試食する。
舌の上に乗せると旨味が喉の奥に流れていく、
とろけるほどクリ―ミーな味。
毎日癖になりそうな絶品だった。
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