プロローグ
港 町
港の二人
イスキア港
ワイン用の葡萄
網の修理をする漁師
港は海水で水浸し
夕日のイスキア城
イスキア城
山の上ではブドウがまだ収穫されず
イチジク・オリーブ・柿・レモンが実を付けている
太陽をいっぱい受けた恵みの果物が
島の至る所でお目にかかり、
島人は静かに日々を過している
農家ではワイン貯蔵庫を持ち
それぞれの味を楽しんでいる
毎年11月21日の朝
新酒のワインを飲みに家族で貯蔵庫へ行く風習がある
生のサラミをワイン貯蔵庫で焼き、新酒を祝う。
日本の「ボジョレ・ヌーボ」とは
ひと味もふた味も違う習慣はとてもうらやましい。
周囲34kmの島は起伏が激しく
ドイツ人の観光客で賑う
11月から3月末までレストランやホテルは休業である
島の最高峰のエポメオ山(788m)は
1302年に大噴火を起こし住民は溶岩から逃れるため
現在の城のある小島に非難したと言われている
要塞を思わすようなイスキア城にはホテルもある
悪天候のイスキアポンテ(港)は波も荒く
漁民はのんびりと天候回復を待っている
「後2~3日、海は荒れるだろう」…と
漁師のボスがポツリとつぶやいた
満潮には港が水浸しになるほど海水が打ち寄せている
この紀行文を書いている時
(10月16日イスキア島)
に部屋の電話が鳴った
フロントから荷物が届いたと…
ミラノで盗難にあった品物を
日本のパーパスジャパンの米澤さんに
電話でお願いした
充電器とマルチプラグが到着した
旅先で困った時
助けてもらった人には御礼の言い様も無いほど嬉しい
ありがとう「米澤里佳子」さん