訪れたヌックマム工場は

昔ながらの木樽で寝かす伝統製法 

経営者のチャン・ミートウアンさんは

自信を持って話す

ベトナム料理には欠かす事が

出来ない万能調味料 

煮物・炒め物にはそのままかける

使用方法により変幻自在に

味の変化を見せる

孫たちの感性は鋭い,

日に日に旅慣れしてくるのが伝わってくる

島でよく見かけるフーコック犬 

スマートで温厚そうな顔立ち
,

背中に一本の逆毛が立っているのが特徴だ 

足は長くて手には水かきがあり

抜群の運動神経を持つ

こんなフーコック犬でも

この暑さには勝てない 

何処にでもシェスタ
(昼寝)の姿が見られる

フーコック犬(背中の逆毛が特徴)

ソ ン モ イ 漁村

あの鼻をつくような臭い 

魚醤
(ヌックマム)は島の特産品のひとつ

豊かな漁場のフーコック近海で

「カーコム」と言う小魚が年中大量に獲れる

それを塩漬けにして

(魚
70%塩30%)一年間寝かす 

ソ ン モ イ 漁村

ゲーツーと呼ばれる丸い船

暑さにシェスタ(昼寝)をするフーコック犬

チャン渓流で遊ぶ孫の貴一・貴生

ソ ン モ イ 漁村

島を離れるまでに私が

ヌックマムの虜になるとは

思ってもいなかった

独特の臭いもひとたび口にすれば

魔法の風味に変わる 

島民の
70%は漁業を糧としている

フコック犬は水掻きがあるのが特徴

チャン渓流に遊ぶフーコック島の蝶

コショウの畑

ソ ン モ イ 漁村

経営者のチャン・ミートウアン氏と筆者

ヌックマム工場見学をする貴一・貴生

カーコムを塩漬けにして一年寝かす

ゆっくりとした静かな一日が終わり

又新しい朝が始まる 

フーコックの人にとっては

何でもない普通の暮らしが

我々にとっては“楽園” 

穏やかな日々そのものが

世界のリゾート地ではもう数多く存在しない

島の中央を流れるチャン渓流は

滝まで
30分の手頃な散策路。

涼しい木陰の小川に足をつければ

流れ出る汗も引く 

孫と一緒に遊ぶ川遊び
,

無数の蝶の乱舞に見とれる 

漁村の朝は早い,魚の水揚げは

午前
6時~7時がピーク 

木造船から砂浜に荷揚げする 

竹で編んだ丸い小船 

佐渡島のたらい舟のようだ。

市場も何もない 

計量済みのイカや魚が天秤棒に担がれて

朝市へと運ばれていく風景は

,いつまで見ていても飽きない

静かな一日が終わる

ソ ン モ イ 漁村

ソ ン モ イ 漁村

ヌックマムの材料カーコム

漁礁(ヌックマム)

フーコック島探索

もうひとつの特産品は胡椒である 

白胡椒と黒胡椒
,連日30度を越す暑さ

これに耐えられる自然の恵み
,

ピリッとした強い刺激が元気の元 

あらゆる料理に数十個単位で

調味料として使われている