デビッドと筆者〔カババー〕にて

帰りにいっぱい飲む「カババー」

アツ! 温泉に手をつける筆者

湧き出る温泉

温泉の川

温泉に手を付ける子供たち

川で水浴びをする村人

ヤスール山

レンタカーを助ける我が車

デビットの赤ちゃん

デビットの息子デルト君(2)

道路を歩く豚

デビットの奥さん

デビットの家

温泉に向かう村の子供と小鉄

熱い川をすばやく渡り手足を洗って
キャッキャッと
,はしゃいでいる

村ではお湯に浸かる習慣は無く

,お湯を持って帰って料理に使うらしい

お湯で身体を洗う事などめったに無い子供たち

久しぶりの温泉旅行に
,ほのぼのとしたものを感じる

この下へ降りろと…。
そこには川が湯煙を上げて流れている

「これが温泉か?」手を付けてみると「アツイ」

70℃位はあるだろうか?

それでも子供たちは次々と手を入れて嬉しそう

川原には建物らしきものは何も無い

ここでは入浴は出来そうも無い

もう一本向こうの川が適温らしい

ヤスール山の麓をもうスピードで走る

快調,快調,浅瀬を渡りブッシュの中を行く

ジャングル・アドベンチャーは牧場の門を開いて

勝手知った他人の村へ

村の中では案内人が先導し,車を誘導する。

やっと着いた温泉場?

我々に向かって「ヘルプ」と
,
私は「デビット助けてやろう」

早速ロープを取り出し我々の車に取り付ける

手を泥に染めながら協力を惜しまない人たち

さすが4WDのエンジンは強い

アッと言う間に空転していた車輪も脱出できた

フランス人の親子連れが握手を求め
「メルシー」と嬉しそう

道中は何が飛び出すか解らない

牛・ヤギ・子豚・ニワトリ
馬・鳥が行く手を遮る

今度は道の中央に大勢の人だかり

原因はすぐに解った

レンタカーがぬかるみに車輪を取られている

これじゃにっちもさっちもどっちも行けない

助手席に息子の
デルト君(
2歳)が乗り込んできた

トラックの荷台にはいつの間にやら
村の子供たちが
4人も便乗している

温泉と聞いてニコニコとはしゃいでピクニック気分

悪路の山道はぬかるみが多く熟練運転手でも

4段切り替え二段ミッションのギアを扱うのは難しい

「温泉」と聞いて
「子供を連れて行ってもいいか?」…と

デビットから質問「OK

彼の家は道中の道の外れの村

二人目の妻は昼過ぎから
小麦粉を練って夕食の準備

煙る小屋の中には
生まれて一ヶ月の赤ん坊までいる
8人家族

タンナ島で温泉?
もちろん火山が噴火しているのだから

温泉ぐらいあるだろうと地図を探してみたら

東の端に温泉マークがあった。

ヤスール山のまだ東の方である

ドライバーは隣のホテルの
「デビット」(
42,

小柄だが厳しい顔つきのタンナ人である

とにかく大きな声でよくしゃべる

見るだけの温泉もまた楽しい

それでも入浴料は500VT400円)

手を付けただけの温泉も初めての体験

4WDの荷台からは道行く人に
歓声を上げて手を振っている

素朴な人柄と民族の習慣も

少しずつ文明社会の足跡が聞こえる

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温泉ピクニック

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