手前がボッタルガ
マグロの片身と小鉄
トラーパニの市場
漁労長と私
まぐろのフリッタ
ファヴィニャーナ島の漁労長の
Mr、ジョアッキーノ・カタルドは
2メートルを越す大男である。
10年ほど前の「マッタンツァ」
古式マグロ漁では500kの
マグロを引き上げた…と誇らしげに語ってくれた。
その昔800キロのマグロを
揚げた時もあったとか…。
マグロの卵は一匹から
最高800万個の卵を産む。
卵は塩の流れに乗って運ばれていくが
イワシの餌食となり激減する。
生き延びた卵は稚魚となり
3ヶ月後で500gに成長する。
2年後には10K、14年でやっと200Kに成長する。
運良く誰にもつかまらず生き延びれば全長4m超、
重さ600kにもなるらしい。
ボッタルガの製法は
3日おきに塩を取替え、
水分を抜くまで15日間。
さらに15日間、
日陰と日向の風通しの良い場所を往復。
やっとデッカイボッタルガ(カラスミ)の出来上がり。
今夜はマグロのステーキにでもするか。
赤身と違いまっせ、
舌の上に乗せるとジュウシーな旨みがジワッと広がる。
これは「トロやで」。
小鉄と取り合うこの地ならでの天下の逸品、
冷えた白ワインがバッチグーですわ!
トンノ(まぐろ)