年  論

亜熱帯雨林

風下から落下し時を経て

森はいつしか砂丘となる 

東海岸では流れ落ちる

砂の滝が随所でお目にかかる

その速度は以前ほどでもないらしいが

自然の驚異に固唾を飲む 

島は生きているを目の当たりにした砂の島

パイルバリーの全てを

知り尽くしている強力な味方 

誰もいない森をたった
3人が占有する 

光の差し込む森も午後
4時には

もう光が届かないほど深い森の中 

翌日の午前中には三度目の探訪 

見上げる大木に圧倒される

自然の中ではアリほどのちっぽけな人間 

森林の散策路を急ぎ足で見て回る

光の輝く熱帯雨林に見とれ

ツアーからすぐに遅れをとる 

何だか物足らない

翌日はブリスベンから駆けつけてくれた

ヒロコ・コバヤシさんの案内で

出口から逆行する

砂の島の森林を散策 

かっては林業の盛んだった木材集積場 

世界遺産として自然を残すため林業を廃業 

スエズ運河の改修工事に使用された

サティネの木々が生い茂る

光の差し込む森は大木が育つ 

バスツアーで訪れた

島には40を超えるパーチドレイクが

あるのは地下水の湧きでた湖である

巨大な砂漠は植物を飲み込み

潅木が砂丘の中に立ち木している 

枯れているのかと引っ張ってみても

びくともしない 

強風で運ばれた砂は頂上へと積る 

見上げる大木

山は全て砂

砂の滝(サラサラと流れ落ちている)

大きな木が生い茂る

森のツアー散策

サティネの木

森の中の道しるべ

この森は次世代の人達に継がれていく遺産 

森林を伐採後、はげ山になり

慌てて植林に目覚めた国は数多い 

何故砂丘に森林が育つのか? 

大量の砂は地下水層となり

巨大なスポンジの貯水タンクとなる