第29弾 神戸ゴルフ倶楽部
ゴルフの歴史を語る神戸ゴルフ倶楽部
1903年 日本で最初のゴルフ倶楽部
英国人アーサー・ヘスケル・グルーム(1846-1918年)
1868年来日、4人の仲間と六甲山頂に1901年に手作りで4ホールのゴルフ場を作った。
1903年9ホールとなり5月21日神戸ゴルフ倶楽部の誕生。
翌年18ホールが完成し3・4番以外は今も当時のレイアウトそのままである。
グルームからの伝言
グルームからの伝言として小冊子にはここはアップダウンがきつい。
クラブを選ぶのは、キャディに手伝って貰えばよい。
ここではクラブ10本以内が原則、それでもキャディは4人分を担ぐので大変だ。 各自クラブを2、3本持ってキャディを楽にする心配りがゴルフ規則の冒頭に書いてある。 自分のボールは自分の分身だ。行方が心配なボールほどよく見ておこう。人のボールの行方もよく見ておこう。 それが仲間同士のエティケットだ。 ロストボールほどつまらぬものはない。 私たちはキャディに、いちいち聞いたりしない。 距離や傾斜を読むのも、プレーの内だ。 うまく打てたら自分の手柄。しくじったら、笑って悔しがればよい。 ゴルフはやむなくコースを傷つけることもある。ショットの跡の始末はゴルファには欠かせない約束事だ。 古来、それがゴルフというゲームだ。 昔、山頂茶店の婆さんは、店前はもちろん途中の道もいつもきれいにしていた。 私はきれいが好きだ。きれい好きな人が好きだ。 ゴルファ—はみんなそうでありたい。
ゴルフジャーナリスト - Golf journalist -
池内嘉正
▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2018/11)
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