第31弾 ご島地グルメ 愛媛県伯方島

しまなみ海道 伯方島 人口5711 (令和5年)

しまなみ海道の真ん中に位置する伯方島

観光の島では無いがUターンして島で事業をしている人も多くなっている

連休明けを狙ってのグルメ旅はどこへ行っても並ばずに済む

早朝の新幹線で大阪出発、ランチは伯方島

まず1軒目はマリンオアシス道の駅

大阪は雨だったがここは晴天

旅は天候にも左右される

食前にソフトクリーム(400)

塩ソフトとレモンソフトの味比べ

自慢の塩は普通のアイスと変わりなく塩味が一層甘く感じる

サッパリとして酸味の効いたレモン味は4人が取り合う旨さ

今回は神戸の妹夫婦も参加

食堂はまだ開店前、メニューにあるタコの唐揚げ(350)じゃこカツ(200)

じゃこ天(150)ご当地グルメにするにはもう一味、工夫が欲しい

4人共「じゃこ天」に軍杯が上げる

2軒目は坂の上にある見晴らしの良い店にお邪魔した

海鮮丼(1750)寿司ネタ以上の厚く切った刺身と鮮度の良さは島ならでは一品

(鯛・はまち・イカ・マグロ。いくら・ヒラメ・海老)

穴子丼(1100)瀬戸内の穴子は身がしまって味も良い

三軒目は有名店の「塩ラーメンさんわ」

塩ラーメンコク旨(820)・伯方の塩ラーメン(750)

チャーシュー・うずらの玉子・海苔・桜エビ・ニンニク入りの濃厚な味

メニュー通りのコク旨よりもごく旨

ほどよい塩味とニンニク風味がパンチを効かせたラーメン

細麺のストレート麺はスープに絡みやすい

ありし日の大林映画監督は「海の味がする」との感想を寄せた

70円高いが私はこちらをお勧めする 

勝手に名付けた「極ウマ海道塩ラーメン」一度は食してみる価値はある

宿泊は歯科医院を古民家風に改装したソルトハウス

部屋数は4室だが和洋室のベッドもある

全て素泊まりの調理器具もフルセット完備

談話室もWIHIもある素敵なお薦めの宿

夕食は島で一押しの「みなとや」

店先には「くろぼうし」が見事に咲いてお出迎え

開店前だが自動ドアは開かれ予約したカウンターには

四つの箸が並ぶ

水槽にはアコウやおこぜが客を待っている

あこうは滅多に口にすることが出来ない高級魚

値段も聞かず生簀の魚を指名

まだピクピクと姿造りで登場

シコシコと甘くねっとりと舌に纏わる贅の極み

“旨い 旨い”の連発に難しそうに見えた無口な大将の

顔がほころぶ 聞けば“大阪で修行して島に帰って来た”と

十三・守口・天王寺と修行先の話に盛り上がる

私の故郷の名前が出てきて直ぐに親近感が湧き、話が弾む

サザエの壺焼き・オコゼの唐揚げ・アコウのアラの麦味噌汁

手作り麦味噌の甘さがアラ汁の味を引き立てる

お任せのカルパッチョはタコ・ヒラメ・タイ・カンパチと

島魚のオンパレード ドレッシングはマヨネーズ味

ポン酢の方がもっと美味かったかも!?

名付けた「しまなみカルパッチョ」が名物になる事を期待する

 

ご当地感: 4.8/ 味:4.9 価格:4.9/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.7

2024/5/7 No 109

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2024/5/7)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

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