離島60めぐり---第46訪島(2)

 因島(いんのしま) 

芸備群島_広島県 瀬戸内を制覇した 村上水軍のロマン


室町から戦国時代にかけて瀬戸内の海を制していた村上水軍の本拠地があった島。
日本で唯一の『水軍城』は昭和58年に復興され、中庄町の山の上にその雄姿がそびえている。


城の中は「舟の資料館」と村上水軍の武具、遺品、古文書などが展示されていて、いにしえの“勢い”を感じさせる。

彼らは出陣の前夜は浜辺でナベを囲み、酒盛りをやった。
その鍋の中には「八方の敵を食う」という願かけで、必ずタコが入っていたという。


島には六体の石仏がある。


ちょっと変わった“鉄人の石仏めぐり”としゃれてみる。

日本の島再発見_広島県_芸備群島_因島_地蔵鼻

地蔵鼻

『地蔵鼻』は三圧町の海岸にあり、潮が満ちてくると下半身が海中につかる。
子授けや安産を祈願し、居並ぶ小さな石地蔵を持ち帰り、願いがかなうと、新たに石地蔵を造ってもってきて“お礼参り”をする習わしが残っている。

日本島再発見_広島県_芸備群島_因島_地蔵鼻のお礼参りの石仏
地蔵鼻のお礼参りの石仏

女性の願い事ならなんでもかなえてくれる、ありがたい地蔵さん…というので小鉄も真剣に手をあわせていた。


道路沿いの大きな岩に彫られた『夫婦地蔵』は縁結びと難病厄除けだが、うっかりすると見落としてしまう。

日本の島再発見_広島県_芸備群島_因島_夫婦地蔵
夫婦地蔵

コメント (0件)