離島60めぐり---第47訪島(4)

 青海島(おおみじま) 

●萩諸島
_山口県  紫津浦港の北岸沿いにある『自然研究路』(1900メートル)はゆっくり歩いて30分。
「変装行列」や「十六羅漢」冬季にしか見られない逆巻く怒涛が岩々にぶつかり砕け散り、海面を白く泡立てている。

展望台は眼下を見下ろす崖っ淵にそっており格好の探勝ポイントだ。

日本の島再発見_山口県_萩諸島_青海島_自然研究路から見た北海岸の景勝地

自然研究路から見た北海岸の景勝地

その紫津浦港には15万平方キロメートルという途方もないスケールのタイの養殖場がある。
まるで「コイみ“タイ”な大群」がエサに水しぶきをあげて飛びつくのは壮観。

タイの他にフグ、ハマチなど約100万匹いるというから驚く。

旨まそうなのが手で掴めそうな感じだがこちらは時間の都合で「舌に乗せてやれない」のが残念無念だった。


豪快で雄大な日本海の荒波と内海の波ひとつない静けさのコントラスト。
奇勝・青海島はもう一度、時間をかけて訪れたい島である。

『岩肌に さかまく怒涛 砕け散り』

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