離島60めぐり---第50訪島(2)
粟国島(あぐにじま)
●沖縄県 世界一きれいな海から
世界一のこだわりの塩
那覇空港から9人乗りのプロペラ機で20分。
風が強かったので文字どおり“ゆ~らん飛行”となった。
ローカル線もなかなかのもの。
宿は昨年10月にオープンしたばかりのプチホテル『いさ』経営者の伊佐ミツ子さん(47)は20歳まで大阪に住んでいたそうで私たちの関西弁を聞いて「懐かしい…」と大阪の話がはずんだ。
島にはレンタカーなどない。
急な坂もあり自転車では“還暦青年”には少し無理。
そこで前夜「南大東島」で知り合った沖縄電力・又吉一三南大東島所長の紹介で同電力・神谷元徳粟国島所長(45)の親切に甘えることにした。
神谷さんは早速、こころよく島の案内をしてくださった。
心にしみるありがたさ!
沖縄海塩研究所の『あぐにの塩』(500グラム1200円)は有名だ。
あぐにの塩
打ち寄せる黒潮を立体式塩田タワーを使って風と太陽熱で濃縮する。
研究に研究を重ね考案された製造方法である。
これを薪を使って24時間平釜炊き。
世界一きれいな海から“世界一のこだわり塩”が生まれる。
こだわる塩造りはマキで炊く
ミネラルたっぷりの天然海塩、少し茶色で甘く旨みがある。
もちろん、我が家にも購入した。