金華山(きんかざん)
●牡鹿諸島_宮城県
高速船で島を一周(50分)した。
名作映画『喜びも悲しみも幾年月』の舞台になった洋風建築「金華山灯台」は明治9年の建設。
千枚の畳みを敷きつめたような『千畳敷海岸』は花剛岩の白い台地になっている。
その北側に60メートルの断崖「千人沢」は背筋が凍りつくような迫力だ。
海岸の花崗岩台地に野生のニホンザルが海草をとりにきていて、こちらは船の上。
逆に岩場からサルに“見られている”感じがした…。
海草をとりに来たニホンザル
神社の「参集殿」の参籠(さんろう=1泊2食祈祷付き9000円)に宿泊した。
そんなつもりではなかったのだが、契斉場(大浴場)で身を清め、翌朝6時30分から宮司以下、全神官が奉仕する大護摩祈祷がある。
この金華山は恐山、出羽三山と並ぶ奥州三大霊場のひとつで金運、開運の神。
弁財天を祀ってあり3年続けて参拝すれば一生お金に不自由しないとされている。
とすると、1年なら、この先20年くらいは大丈夫だろう…と勝手な計算をしてワクワクした。
お祓いをうけたのは我々夫婦、京都から一人旅の図子勝さん(60)。
朝日と夕日を求めて三陸をカメラをかついで行き当たりばったり…足の向くまま、気のむくまま…の気楽な旅。