離島60めぐり---第16訪島(2)
屋久島(やくしま)
●鹿児島県 森・水・人が調和する
大自然の世界遺産
1993年に世界遺産に登録されただけあって、さすがに神秘的な大自然には息をのむばかりだ。
種子島から高速船トッピーで50分(3200円)。
船の出発時間によって、到着するのが島の東部の安房港と北部の宮之浦港に分かれる。
安房港からレンタカーで約1時間のところに『白谷雲水峡』がある。
折り重なるような大岩や、清流の渓谷。美しい森に目を奪われる。
日本の離島にこんな神秘的な自然があったのか!とさえ思った。
白谷雲水峡
白水川上流の整備された遊歩道「白谷雲水峡」を歩くと樹齢数千年の心をいやす巨木、ツガ、モミ、珍しいシキミの木など雄大な原生林の感動の連続。
太古から森の姿を残した自然公園で、広大な森の中にトレッキングルートが整備されている。
「弥生コース」は所要1時間(他に、30分のひりゅうコース。2時間30分の原生林コースがある)。
緑のじゅうたんを敷き詰めたようなコケ。
アッというまに36枚フィルムを撮りきってしまったぐらいだ。
木の幹に宿る苔
1ケ月に35日雨が降るといわれる屋久島。
樹齢千年を越えたものを屋久杉という。
小鉄と私はいつの間にか自然に同化。
大自然とその年輪の厚巻きを目の前にすると、人間なんてとても小さく感じる。
自然を破壊せず共に暮らすことを強く感じた。