離島60めぐり---第17訪島(2)
隠岐島(おきのしま)
●島根県
ロマンあふれる流人伝説、
とって隠岐(おき)の宝島
大阪伊丹空港から直行便で1時間余り、青い海の真っ只中に浮かぶ隠岐の島は、大きな4つの有人島を中心に100以上の無人島がある。
飛行機はその中でも大きな「島後」の隠岐空港に着陸。
壮大なスケールの海岸線が続く。
歴史とロマンが漂う、古くは遠流の地として知られている。
流人の悲話と哀歓を秘めているが、明るく雄大な自然が広がり周囲一帯は国立公園に指定されている。
今回の旅は小鉄の姉・富浦夫妻と弟の椙原夫婦の6人連れ。
ぜひ見ておきたいのは、海上にポツンとそびえ立つ巨大なローソクの形をした奇岩(ローソク島=高さ20メートル、幅10メートル)。
夕陽がその先端にかかるとちょうど炎のようになって美しい。
私の「離島の旅」はもともとオフ・シーズン狙いで、今回も訪れた時はシーズン前。
定期観光船が休航なので西郷町役場に電話して漁船を紹介してもらった。
町から車で40分、重栖にその船頭・吉田さんがいた。
料金は2千円。
イカつり船