離島60めぐり---第31訪島(4)
神津島(こうづしま)
●伊豆諸島_東京都 夕食は露天風呂で島の古老に教えてもらった島魚料理自慢の『豊漁苑(ほうりょうえん)』
「豊漁苑」右から小鉄と豊漁苑の御夫妻
たかべの背ごし(骨ごとブツ切り。あぶらがのり、ここでしか食べられない貴重な味=夏が旬の絶品)さんまのなめろう(タタキにしてミソ・ネギ・ショウガであえたもの)オサダ貝、島サラダはカジキマグロ、カツオ、イサキの入った贅沢な逸品。
ピリ辛のドレッシングが食欲をそそる。
たかべの背ごし
隣席のお客とすぐ親しくなった。
神津島小の校長先生・石川完治さん。
魚料理のウンチクなど話がはずみ、島の名物『クサヤ』にチャレンジすることになった。
クサヤは、昔はその独特の“臭い”にギブアップしたものだったが、現地?では臭いもそんなに強くない。
テーブルに出されたクサヤは味もオツなもの。
やはりなんでも「本場」は違う。
これならいける!おススめしておきたい。
昼に島唯一の蔵元を見学した。
そこのワインの樽でねかせた麦焼酎『盛若』の水割りをリクエストしたが、乙な味でうまい!
ついグイグイッとグラスがすすむ。
それに店のサービスでブダイの吸い物(これがまた香ばしい味!)までついて小鉄と二人で7600円は超お値打ちだ。
二人きりの夜道、潮風に頬をなぜられながら宿へ…。
翌朝、宿の女将さんの好意で車を借りて天上山(574メートル)の登山口へ。
だが雲がたれこめて登山は断念した。
晴れた日は伊豆七島や、遠く富士山まで望めるそうで、残念無念の曇り空。
しかし、島の人情、味との巡り会い…こんな島がふるさとだったらなぁ…と思いながら帰りの港へ。
『クサヤ食べ 指先そっと におう妻』