離島60めぐり---第36訪島(4)
小豆島(しょうどしま)
●香川県 瀬戸内は魚の宝庫。
土庄東港にある料・理・芸・術『かりえん』は、付きだしに自家製のクルミ豆腐の上にイクラとトンブリときた。
もうこれだけで“芸術”だ。
小芋まんじゅうを揚げ(つぶして裏ごし)、ウニ、生ワサビにあんかけは「お見事ッ!」の一言。
続いて、ヒラメの刺し身はエンガワの脂の乗りが絶品。あっさり、こってりのカワハギのキモ添えはポン酢で食べれば、舌鼓の音が聞こえてくる…。
小芋まんじゅう(料理芸術かりえん)
生けすからアナゴを取り出しサッと腹を裂く、白焼きをワサビ醤油でいただく…。
これがまた脂の乗りに思わず舌がウナッた。
お次ぎはヒラメの骨センベイ。
初めての味、パリパリ、ポリポリ…止まらない、止まらない!料理人の腕が違いまんなぁ…。
お次ぎは「アナゴのにぎり」そして究極は「焼きおにぎりのお茶漬け」シバ漬けを添えダシで味わう逸品。
宿まで歩いて20分。
ご主人・田中誠基さんが「送りましょう」と声をかけてくれた。
うれしかった…。
島の人情と料理の芸術に、ごちそうさま!
『渓谷に 色とりどりの 秋を織る』