離島60めぐり---第41訪島(2)
壱岐島(いきじま)
●長崎県 太古より 歴史のロマン
―また南へ海を渡る。
千余里一支(イキ)国に至る。
竹木、業林多く三千ばかりの家あり。
やや田畑あり、田を耕せどもなお食するに足らず…と『魏志倭人伝(ぎしわじんんでん)』にある。
3世紀頃の日本を記述したもので一支国とあるのが、現在の壱岐(いき)である。
古代ロマンが心に響く『原(はる)の辻遺跡』は今から2200~1700年前の弥生時代の集落。
24万平方キロメートルの野に土器や青銅器などが出土、住居跡や高床式建物跡。
弥生時代の土器
日本最古、東アジア唯一の「船着き場跡」を目の当たりにすると、地球の歴史に驚くばかりだ。
『原の辻展示館』には出土品が復元されて展示。太古の歴史を刻む島に気分はすっかりタイムスリップ。
これだけの設備が入場無料に感激!
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