ダイバー
マッタンツァ
筆者・観光客(通訳)・アントニオ・ノート
大トロ
ファヴィニャーナの漁港
マッタンツァに使われる船
トンノロッソ
島へ渡るシチリア島の
トラーパニの港
漁労長
マッタンツァ
島の写真家・アントニオ・ノ-トが撮影
古式マグロ漁はいつ行われるか分らない
沖に仕掛けた定置網にマグロが回遊してくる
5月~6月頃とだけの情報だ
定置網の長さは3Kmにも及ぶ
それを見に日本からはるばるやって来た。
イタリア語でマグロは「トンノ」と言うが
トンノロッソ「クロマグロ」
ピンナジャッラ「キハダマグロ」
アーラ、ロンガ「ビンナガ」は少数
メバチは地中海には生息しない。
3000年前より伝わる海の男の祭典
この日のために体を鍛え連日定置網を
ダイバがーチェックする
「マグロ漁の儀式」
400~500キロの巨体マグロを
手かぎ棒一本で引き上げる
海は血に染まり勇壮な姿が展開する
それが「マッタンツァ」だ
地中海に入ってくるこの時期は
産卵前で最高に脂がのっている
卵はボッタルガ(マグロのカラスミ)に加工され
白子は産地でしか食べられない初夏の珍味だ
旨いマグロの80%は日本へ輸出されている。
贅沢を極めるボッタルガのスパゲッティ
白子のフリットを口いっぱいにほおばり
初めての味に…イタリアを感じる
地中海をまるかぶりしまっせ
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