ボッタルガをオリーブオイルを付けて
粉末のボッタルガ
ペンションの食材
ボッタルガ・スパゲティ
レヴァンツォの港
ジャッダ
通訳のジャッダ
ペンション
ゼラニユーム
お次はお目あての
「ボッタルガ・スパゲティ」。
これを食べる目的だけで
この島にやって来た贅沢旅行。
何の飾りも無いシンプルな黄金色の一品。
「いただきま~す」
目を閉じて舌の上に乗せてみた。
白ワインの香りにボッタルガがほんのりとして、
タラコより大きなつぶつぶがプチプチと踊りだす。
唐辛子とニンニク・イタリアンパセリが
絡まった味付けは
「待ってました」
とのどをすべる様に胃袋に直行した。
これがうわさのボッタルガ・スパゲティ。
未知の島へ来た甲斐は十分にあった。
荷物を置くと早速レストランへ。
アンティパストはイワシとマグロの甘酢ソースかけ。
久しぶりの酢の味は疲れが体から流れでるようだ。
マグロの軟らかい部分を薄く削ぎ切りにし、
塩水に30分つける。
さらにソースに30分漬け込む
(レモン・オリーブオイル・オレガノ
イタリアンパセリのみじん切り・ニンニク)
それをオーブンで15分焼き上げる。
口の中に広がる地中海の味は
すっぱくも無く程よい味加減に、
イワシとマグロの繊細な味が引き出され、
舌もうなずく。
ホテルの入口には年季の入った背の高い
深紅のゼラニウームが
目映いばかりに出迎えてくれた。
急な斜面の丘の上に立つ
「ペンション・ディ・フェニーテ」。
どないして荷物を運びまんねん。
心配ご無用、
島に住むジャッダ(通訳17歳)の顔が
ポルトで見えた。
ボッタルガの他の食べ方として
オリーブオイルをたっぷりと付け
パンと一緒に食べる。
これはもうたまらない珍味だ。
次から次へと手が出るクセになる味でっせ。
レシピを聞き日本で友人知人を集め
ご馳走しなければ…と
料理人「嘉正」の腕がうずく。
ボッタルガ