2024年12月22日(日) 03:23 JST

ロシア連邦 サハリン島(樺太)_夜行列車でティモフスクへ492km

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ロシア連邦 サハリン島(樺太) (50島目)

ティモフスク駅構内

暗闇の中ジープに荷物を積み込む

ニコライ氏の愛犬

迎えのソ連製ジープ「ガズー(1953型)

停車は30分

ティモフスク駅に到着午前7時

ユジノ・サハリンクスの果物屋

夜の景色

寝台列車で読書にふける小久保さん

寝台列車で音楽を聴く筆者

寝台列車でほっとひと息

寝台列車の棚

日本の機関車 D-51

夜行列車の切符

ユジノ・サハリン駅

下り1号 ノグリキ行き夜行列車

汽車のスライドショー

到着駅の一時間前には車掌が各コンパートを
ノックして知らせてくれるので安心して休める

午前1時,夜中のトイレは
閉錠されているのも知らず
ノックを重ねる

車掌もなかなか起きてくれない 
もう辛抱堪らずデッキに置いてあった
石炭を運ぶバケツに失礼した

「エライスンマヘン」
「シッコウ猶予」で頼みます

車内は禁酒禁煙だが持ち込んだ愛用の焼酎を
「グビリ」とラッパ飲み 

「飲まなきゃ寝られまへん」
 
今度は小腹が空いてきた 
朝食用に買っておいた「リンゴ」を

袋から取り出し
,真夜中に
音を立てないようにカブリついた

-翌朝は皆が知っていた-

「ガタン・ゴトン」と発車の合図も無く出発

車内販売は唯一コーヒーと紅茶 
ロシア語でチャイ(
10p 45円)をご馳走になる

ほっと一息ついた頃,睡魔が襲ってきた 
深夜は外気が入り肩の当たりが冷え込んでくる

「寒い…」と目が覚める 
防寒ズボンを肩に巻きつけた 

車内は暖房が強すぎる 
汗が滴り落ち防寒衣も全て脱ぎ捨てる

下着は汗でびっしょり,身体はグッタリ

夜汽車のロマンチィックな旅どころか
熱気に曇るガラス越しにやっと席に落ち着く

石炭の煙を吐き粉雪が舞い散る夜行列車

カメラを向けると警備員が手の平で静止される

「なんでやねん」
まだまだソ連時代の名残りか空港も駅も撮影禁止

同行の小久保君が小用があるので
先に言ってくれと
指定された
1号車に向かう

パスポートと乗車券を美人の車掌に渡したが
反対の方向を指さしている

最後部の12号車の間違いらしい
「こらぁエライコッチャ」

薄暗い凍るプラットホームを12号車へ急ぐ
 急な乗降口
,満身の力を込めて
二つのカバンを押し上げる
気温はマイナス
10度 

サハリン:東部本線、北部横断線、
下り
12040発北のノグリキ行き

ティモフスク到着は翌朝0721

夜行列車に乗るのは40数年振りだ 
小鉄も中学の修学旅行以来だと
懐かしい思いで深い夜汽車の旅となる

ホテルの隣がユジノ・サハリンクス駅で
大助かりだが

乗車券は全てロシア語で書かれているので
名前や座席・車両などさっぱり解らない

定刻通り到着 

午前
7時と言えどもまだ暗闇の中

ホームらしき所に身も知らない人が
カバンを運んでくれる 

ガイド兼ドライバーの
ニコライ氏〔
58〕さんである

降りしきる雪の中,
迎えのソ連製ジープ〔
1953年型〕で
ニコライ宅へ向かう

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夜行列車でティモフスクへ
(492km・下り1号)