キューバ共和国_アーネスト・ヘミングウェイ
- 2007年5月22日(火) 11:56 JST
- Contributed by: tetujin60
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コヒマル港で漁をする小船
ピラール号の前にあるペットの墓
昼から生ライブ
小豆に似た豆
ポニアト(サツマイモ)のフライ
小張アキコさんと小鉄
ボランギータの店内
行列が出来る店 ラ・ボランギータ・デ・ル・メディオ
ラ・フロリリータの店内
へミングのホテルの511号室
ダイキリ
タイプライター
511号室のへミングのベッド
511号室
ホテルの正面玄関
ホテル・アンボス・ムンドス
ピラール号が浮かぶコヒマル港
名物のランチト
コヒマル港にあるレストラン・ラ・テラサ
書斎には天体望遠鏡も・・・
ヘミングウェイの邸内
コヒマルにある胸像
ピラール号の模型
ピラール号の船内
愛艇・ピラール号
改装中のリビングやキッチン、
居間を覗くと数多くの本
(9000冊)が並んでいる
シカゴ 1899~1961
文豪が立ち寄ったレストラン
「ラ・テラサ」の店内には
カストロ議長とのツーショットの写真や
大物釣を楽しんでいる貴重な写真が並んでいる
現地でしか見ることの出来ない写真に
当時の釣好きの様子が良く解る
この店の名物「ランチト」が又、旨い
(鶏肉・海老・トマト・たまねぎを
デミグラソースで煮込んだ料理)
小鉄と二人当時を偲んで舌鼓を打って味わった
彼が通った店は何処でも「行列が出来る店」
訪問客のサインで圧倒されるレストラン
「ラ・ボランギータ・デル・メディオ」は
文豪の写真やサインが店内装飾を引き立てている二回も訪れ、やっと席に付けた
彼の足跡をたどって見たが
酒と釣をこよなく愛し
動物好きで数多くの趣味を持つ読書家であった
早朝からの執筆活動は誰からも邪魔されない
白亜の館で……。
この暑いキューバで昼間からアルコールを口にしたくなるのは何処の国の観光客でも同じ思いである
彼の特注のダイキリ
(ラム酒・ライムジュース)は
「パパ・ダブル」と言う名でこの店の
看板メニューになっている
訪れる観光客は「パパ・ダブル」を片手に文豪になった積りが
昼間の酒は暑さを増すばかりである
邸宅が出来るまではハバナ市内に宿泊していたホテル「アンボス・ムンドス」の511号室は
観光名所のひとつになっている
当時の手紙・タイプライターや釣具が
展示されている
ホテルの滞在中は旧市街にある
ラ・フロリティータ(バーレストラン)へ
繰り出し陽の高いうちから飲んでいたのも
理解できる
当時はコヒマル港に停泊している
愛艇で何時でも出航できる
準備がされていたらしい
「老人と海」の舞台となった漁村には、
今も主人公となった老人の孫が健在である
寂れた港には大物釣の餌用の小魚を獲る小船が数隻、漁をしている
文豪の胸像のあるコヒマル公園の傍では
ギターを片手にキューバソングを歌う
ミュージシャン
へミングウエイの縁のあるものは
なんにでも商売になるものだ
へミングウエイがキューバに住んだ20年間(1940年~1960年)の足跡を追ってみた
島を愛した文豪はキューバの前は
アメリカの最南端の
「キーウエスト島」に12年間も住んでいた
サンフランシスコ・デ・パウラの静かな漁村
にある邸宅は、今では博物館となっている
邸宅内に保存されている愛艇
「ピラール号」(聖母マリアの名前)の
操縦席には特別な穴がある
酒好きな彼は釣をしながらいつでも
飲めるようにしたラム酒やビール瓶の
置き台である。
読書家であった文豪は酒と海を愛した。「誰が為に鐘はなる」の売り上げ収入で購入した邸宅にはペットの墓まである心優しい動物愛好家。
文豪は一夜にしてなれるものではない
一日7時間の執筆、夜も空けぬうちから
集中して出来る環境が文豪を生み出した
本で埋まった居間は努力の現われを感じる
昼からの時間は好きな酒と釣
そんな中から「老人と海」は
書き下ろされたのだろう
明日は彼が愛した海で釣に挑戦してみる事にした
「老人と海」に乞うご期待
アーネスト・ヘミングウェイ