大粒の貝を10ヶほど、選りすぐり御代は600円
買ったばかりの貝をおっゃんに預けて店へと急ぐ
白ワインに舌堤
オーナーのグレゴリーと息子・小鉄
舌平目のグリル
肉屋は皮を剥いだ頭がゴロリ
手長海老の残骸
卵がいっぱいの手長海老
オキシバス
買い物客で賑う魚市場
ブルーのテントがレストラン
魚屋の兄ちゃん・パキスタン人
フレシュな貝の名は「オキシバス」
レモンをたっぷり絞り、持参の醤油をチョットつけると
久しぶりに懐かしい日本の味
ウマイ・旨い・美味い
湯がきたての手長海老が登場
たっぷりとお腹に卵を持ったヤツからかぶりつく
両手で味わうその味は
甘味があり身はシコシコと目をつぶって味わう
「う~ん」と、手をしゃぶりながら唸る味
その時、隣に来たオヤジが
海老や舌平目をぽんぽんと買いだす
私が買おうとしていたシャコ貝の様な手長海老
全部袋へ入れてしまった
「おっちゃん、レストランでもやってまんのか?」
「その通りレストランのオーナーや」
「店は何処でんねん」
「港通りのブルーのテントや」
前から目をつけていた店だからすぐに分かった
自分はバイクだから先に行けと……
見知らぬ貝との出会い
「どないして食べまんねん」
話はさっぱり通じない
前の店からお姉さんが来て手際よく
貝を割りレモンを絞って「食べろ」と差し出す
「お先にどうぞ」と、小鉄に勧める
満足そうな表情を見て、それなら私もと手を伸ばす
赤貝でもなくハマグリでもない
塩とレモン味が利いてはいるが磯の香りは少ない
しかし生で食べれる貝は海の香りがいっぱい
店への持込はOKか?店員は前の店を指さす
魚市場と言えば朝だけと言うのが常識
エギナ島の魚市場は夜もやってまっせ
タベルナでは8時ごろから夕食がはじまる
客の入りを見て新鮮な魚を仕入れにやって来る
港で5時ごろに水揚げされた魚が
ピチピチと踊りながら市場へと運ばれてくる
今夜はどの魚を食べようか?
ブラブラと小鉄と日課の魚市場見学
顔馴染の魚屋の兄ちゃん(パキスタン人)が
素朴な笑顔を投げかけてくる
グリルにしてくれと注文をつける
ギリシャ料理は何でもかんでも
オリーブオイルがたっぷりと付いているので
自分の好みで注文をつけると舌が喜びまっせ
白ワインに赤ワイン
すっかりグラスが空になったところへオーナーの
グレゴリー(52)が、サービスのワインを持って
やって来た
「ポリカラ」「ポリカラ」(美味しい)と
腹をさすると「明日も来てくれ」
今度はもっと旨い魚を食べさすと満面の笑顔。
魚市場