クリスマス島

赤ちゃんガニも親が住む森へと行進する

クリスマス島

クリスマス島

車から降りてカニの交通整理をする筆者

05年12月(写真提供ネイチャーワークス)

5mmの子ガニ

05年の12月に撮影のカニの赤ちゃん(写真提供はネイチャーワークス)

カニの撮影をする小鉄(女房)

爪を高く上げて放卵・茶色の部分は卵

茶色く見えているところが卵

午前4時のエセルビーチでカニの放卵を観察

クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島
クリスマス島

私は自分の子供の誕生すら立ち会わなかった
今、日本から遠く離れた島でカニの産卵に
立ち会っているのも皮肉なものである
(子供たちよ!エライスマヘン)

上手く波に乗り遠くへ流されて行く卵や
波とタイミングが合わず岩の上に
放卵するカニもいる

このうち生き残るのはどれ位だろうか?
1ヵ月の海中生活のあと

5mmぐらいのカニとなり海岸へたどり着く

7時間後再び海岸を訪れると
ピンク色をした
その赤ちゃんガニを海岸で発見

生後一ヶ月の赤ちゃんガニは
一匹一匹が輝いて見える

岩の下に隠れ波と共に上陸
アリよりも素早く動くさまを
なかなかカメラにキャッチ出来まへん

海の色は赤茶色に変色する

海岸にはすでに小魚が卵を
食べようと待っている

何処の世界でも生存競争は厳しいでんなぁ

大自然のドラマは目の前で繰り広げられている

口から泡を出して頑張っている姿は
けなげである 

抱卵の後は最後の力を振り縛って
森へと帰る

12回と打ち寄せる波に流されまいと
必死に岩に掴る

波にタイミングを合わせ
爪を高く上げて

お尻を振って海中に放卵する
母カニの姿は強くたくましい 

感動的なカニのダンス

一度に放卵を出来ない時は
二度三度と爪を上げお尻を振っている

2006年1月26日午前3時30
2度目のエセルビーチの海岸へと向かう

満潮は433
暗闇のビーチは懐中電灯に照らされ
アカガニが数百匹 「オッ! いるいる」

こんな光景を見たのは初めての体験 
海岸に打ち寄せる波に
卵を放すタイミングを計っている 

甲羅が濡れているカニは
一度海水に浸かっているので
放卵のスタンバイ
OK

カニの移動・産卵・放卵・生還を
一週間の間に見ることが出来たのは
とても幸運らしい

素晴らしい生命の誕生に感動を覚え
うっすらと夜が明けてきたのも気づかなかった

帰りの山道はカニ・カニ・カニ
あわて床屋の童謡のごとくカサカサと
せからしい

車から降りてカニの交通整理をして
やっと車が通る事が出来た

昨夜の雨でカニが喜んでいるようにも見えた
 

top
next

カニ三昧

コメント (0件)