服を着たままのサウナ風呂
やっと下の道路に辿り着く
もうあきまへん
腹ばいになって登る小鉄
エンゼルも斜めになるほどの急斜面
エコツアーへの入口
長袖のシャツも汗でべっとり
点々と黒くなっているのはブヨが
へばりついている
あまりの汗でブヨすら血を吸うことが出来ない
ジャングルからジャングルの奥地へと
敗残兵が逃げ回っているような姿
えらい所へ来てしもうたなぁ~
小鉄と目が合う
滑り落ちないように最善の注意を払って
一歩一歩足を出す
小鉄はガイドに手を引っ張ってもらわなければ
登れないほどの急斜面もある
何処まで進んでもビューポイントなんかおまへん
「何がエコツアーやねん」
と愚痴のひとつも言いたくなる
休息をとる回数も増えてくる
朝陽を浴びて山頂からの絶景を期待して
エコツアーにチャレンジした
朝の早い方が鳥や動物が多く見られると
のスタッフを信じ7時の出発
エッここから登るの?
…と言うほど険しいスタート地点
10分も行くとそこはジャングル
滴り落ちる汗にカメラを構える余裕すらない
一時間少々でやっと下の道へたどり着いたときは
物を言う気力すら失せていた
そう言えばエコツアーの参加には
誰も申し込みが無かったのを思い出す…
エコツアー