2025年1月11日(土) 06:13 JST

第35弾ご島地グルメ島根県大根島 うなぎ

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第35弾 ご島地グルメ 島根県大根島

第35弾ご島地グルメ島根県大根島 うなぎ

令和5年人口(3054人)&江島(682人)
大根島(日本一ボタンの苗の産地)
「蜛蝫島」が「だいこん島」となったと考えられる

 


12月1日出雲空港到着は朝の8時、旨い鰻の為に朝メシは抜き
松江駅経由の大根島―江島までの所要時間はバスで2時間余り
充分に昼食に間に合う計画
エッ?!松江駅行は運休で宍道湖温泉行きに変更
松江城マラソンの為、道路封鎖

ネット時代に何の情報もなし、成るようにしかならんわ⁇
ところがどうしようもない現実
迂外でやっと松江駅まで高額料金のタクシーで到着
松江駅から大根島までタクシー会社に交渉
何とか片側通行で行けるらしい

 

ところが大根島入口付近はマラソンコースの為通行止め
“しゃ〜ない、帰ろう!” 松江駅まで往復で8000円
運転手さんも困惑状態



通行止めが解除となればもう一度行くからその時
片道分の全額を支払うことで商談成立、そこは信用次第
今年のマラソン参加者は4067人と年々人気が上がる
11時20分通行止め解除。迂外道路であれば
目的地の今日の江島の「うなぎ屋」まで行けるらしい

もちろんタクシーは同じ運転手さん。所要時間約40分料金8420円。
松江の第一交通の押田和久運転手さん
良心的な計らいに感謝、早朝の6時から大阪を出発
朝飯抜きで腹の虫が鳴いている

うなぎの老舗専門店「山美世」大正3年(1914年)創業110年
席数70席の大型店。
溶岩の中を流れる地下水はビタミンやミネラルがたっぷりと含んでいる
そこで育ったうなぎはミネラルを身に蓄えて風味を増し絶品との謳い文句

 

素焼き 早速、注文。素焼き・う巻き・肝の煮付け
★★★
素焼きアヒージョ
骨せんべい・内臓の白味噌の六品、焼き方は関西風の蒸し無し

 

最初の骨せんべいの骨の大きさにびっくり
味はどこの店でも変わらない香ばしさ

 

★★★
肝の煮付け
好物の素焼き(5600)(大阪では白焼き)は肉厚で程よい脂の乗りで
びっくりする程の味でも無いがそれなりに美味かった
好物の素焼きのアヒージョは期待はずれで唯のオイル漬けに
う“〜んと…言葉に詰まる。

 

隣席の若者は大盛りの鰻重

 

ぱくぱくと気持ちの良い食べ方に記念写真をパチリ!

時々やってくる常連らしい やっぱり鰻は鰻重が王道かも?


全国でも珍しい「うなぎ神社」は、うなぎを“神様の使い”として祀っている

うなぎ神社

 

余にも疲れている時は味覚が落ちるのかも知れない
夕食は境港の「カニ」と決めて予約をしていたがうなぎの食べ過ぎで
胃薬のお世話になり食欲減退
折角ここまで来たけれども食欲は湧いて来ない

蟹味噌の甲羅焼★★★ 白イカの刺身、ふぐの白子焼、蟹味噌の甲羅焼★★★と小食。
カニの本場の境港、蟹味噌の甲羅焼は、味噌の中にたっぷりと蟹の身
旨さの饗宴に舌も喜ぶ地元ならではの味

 

 

まつえのるーとで由志園(大根島)

 

★★★ 
境港と言えば妖怪漫画作家の水木しげるの出身地
街も電車も妖怪マンガ一色、街を歩けばオブジェが並ぶ
電車にもポストにもベンチにも楽しさの気分は
昨日とは打って変わって待望の「由志園」へ

由志園
ネットで見つけた乗りたい時に予約するオンデマンドバス
過疎化の観光地で採用している「まつえのるーと」
アプリでも電話でも予約出来る
初めて利用したバスは107番乗り場のJR境港駅から19番の由志園前まで

 

境港で2台所有しているマイクロバスは
指定場所に時間通り9時27分にピックアップ
予約の受付も運転手さんも最高、昨日の事もいっぺんに吹っ飛んでしまった
約20分で目的地の由志園に到着、料金も一人200円
観光客に取っては大変有り難い

しかしまだまだ知名度が低いのか利用者は少ないらしい
過疎化の交通は何処の島でも今後の課題である。
AIオンデマンドバスは
国土交通省の計画として2050年までに普及計画が進んでいる

 

★★★
由志園(大根島)
12月に入ってもう紅葉も終わっているだろうと諦めていたが
庭園はまだまだ紅葉の真っ盛り、園内は紅葉の見頃とはラッキーだった

 

予定以上の時間をかけて愛用の一眼レフでシャッターの音を重ねた
園の中には5箇所の食事処がある
目を付けていた「竹りん」で今日も一本うなぎの「特上うな重」(4800)。

 

★★★ 仲良く分け合う連日のうなぎ三昧に胃袋もびっくり

やっぱりうなぎは「うな重」でんな。


夕食は松江駅前で人気の「和らく」
カウンター前の生簀には松葉ガニがお持ちかね
カニコースは遠慮して今夜は宍道湖七珍に注目
宍道湖七珍とは周囲47kmの汽水湖で穫れる代表的な魚介のこと
スズキ・モロゲエビ・うなぎ・アマサギ・シラウオ・シジミと
豊富な魚介が宍道湖で穫れる 七珍料理 ★★★

●初めにあまさぎのしぐれ煮(ワカサギより少し大きめ)

●白魚の玉子とじ(大きめの白魚は甘い)★★★

●手長エビの唐揚げ★★

●しじみの酒蒸し(初めて食す大きめのシジミの出汁がいい味を出している)★★★

●のどぐろの一夜干(浜田沖で穫れる、のどぐろの油の乗りがちょうど良い ★★★

●松葉ガニの天ぷら(どこで食べても旨いが天ぷらの衣が最高)★★★

●〆にはしまね牛のにぎり 米は奥出雲の仁田米★★★
(バーナで炙り出汁醤油で味付け、濃厚な脂と肉質が良くコメの味が特にいい)
旅は新しい発見とハプニングが付き物
それ以上に人との交流に感激と感謝
新しい食に驚きその都度、味覚が研ぎ澄まされ一段と食の追求に島食人の腕が鳴る

 

おすすめ 日本酒 豊の秋★★★

出雲そば

 

ご当地感: 4.5/ 味:4.5/価格:4.7/ サービス:4.6/ 雰囲気:4.6

2024/12/1-3 No 122

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2024/5/14)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi