アラスカ州 コディアック島_サーモンフィシング
- 2007年5月18日(金) 17:38 JST
- 投稿者: tetujin60
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シルバサーモンを釣り上げて満足
網の手前で海中へ……。
オットセイが港にお出迎え
キャップテン・デビット
魚をさばくキャップテン
釣果は4匹
私が釣り上げたサーモン
他の人が釣ったサーモン
筆者の釣スタイル
濃霧の中の釣
釣キチの島のおばあちゃんと小鉄
ハリバット用の釣り針
ポーポーツ店に猟銃やピストルが販売
一人30ドルのライセンス
フイッシュ・ホーク
たった一匹釣り上げたシルバーサーモン
やっと魚の姿が見えてきた
“もう一息だ”
デッカイ網へあと一メートル
もう腕は動かない
小鉄はカメラを構えて待っている
歯を食い縛り、糸を手繰り寄せるが……。
見るに見かねて魚の方から
網の中へ飛び込んでくれた
銀色に輝くシルバーサーモン(9kg)
吐く息は白く
みぞれ交じりの雨が祝福してくれる
キャップテンの“あと10分”
の声を合図に私の竿にやっとヒット
竿を立てるとビッビッと強烈な引き
何しろ鮭釣りは初めての経験
とにかく引きは強い。
どんな大物が掛かったかと
気はあせるが力は魚に負けている
“早く巻け”の声は聞こえるが
腕の力はもう限界まで来ている
“もうあかん、変わってくれ!”と
喉まで出掛った声を抑えて
最後の力を振り絞る
私の釣りスタイルは
ゴルフ用のレインコートに
スキー用の帽子
手袋は北海道の冬の撮影の時に買った
カメラ用の物である
3時間を過ぎた頃フロリダの釣人に
10kgと6kgのシルバーサーモンが2本
カリフォルニアの青年は
小振りのシルバーをゲット
後の4人は坊主。残り時間は後30分
ヒットの数は計6回で3回は魚の勝ち
魚探のポイントは
120ft~150ft(36m~45m)である
仕掛けは4kgの重りを付けた
ガイド糸にクリップを付け
そのクリップに挟んでポイントまで沈める
魚が食い付けばクリップから
糸が外れ竿に当たりが来る
ボートはゆっくりと進む
二本の釣竿は順番である
海の上は寒い
小鉄は早々に船室に入っている
針は3㎝の大きさに餌は
デッカイ塩鮭の切り身
超大物釣の仕掛けはハリバットを
狙っているらしい
2~3度ポイントを変えるが全く当りはなし
近くのボートでは釣果は上っている
仕掛けを鮭釣りに切り換え
ルアーで流し釣り
出航は夕方の5時30分、乗員は8人
キャプテンと助手
フロリダとサンジェイゴからの釣人
島の釣り狂のおばあさん(83)と
甥のカリフォルニアからの青年
そして日本代表は小鉄と私
ポイントは港から20分ぐらいの所
早速竿を出すが誰にも当りはなし。
“NO”それではライセンスを
取りに行けとメモを渡される
やっと探し当てたフイッシング用品の店は
猟銃やピストルまで売っている
土地の人は釣りに行くときでも
熊用にピストルを持っていくらしい
ライセンス料一人$30
高いなぁ!
この金は一体何処へいくのやろか?
サケ釣りと言えば“川”と思うがどっこい
ここはアメリカ海釣リでっせ
ホテルのツアーデスクで
$314(二人分)の支払いを済ます
“ライセンスはあるのか?”
漁師じゃあるまいし、
そんなもん持ってるわけが
おまへんやろ
ハァハァと肩で息をする私に
皆が一緒になって喜んでくれた
日本から来た旅人に何とか
一匹釣らしてやろうと
時間まで延長してくれた船長の
「デビット(43)」は海に生きる精悍な男
“サンキュウ”
海の恵みに感謝の気持ちと共に
腕力の無さに改めて筋トレの必要を感じた
ロマンチックな霧の中を港へと急ぐ
太陽はまだ沈まない。納竿は9時30分
サーモンフイシング