パプア・ニューギニア_TARI空港
- 2007年5月31日(木) 09:50 JST
- 投稿者: tetujin60
- 表示回数 4,629
手の平大の蛾
日本の中古車はここでも活躍している
入口は蛾の大群でびっしり
でっかいカブトムシ
アンブァ・ロッジ
ルピナス
ロッジのマネジャー・中央
空港の出迎えの人・人・人
タ リ空港
やっと山間にわら葺のロッジが見えてきた
ホテル世界100選の中の
アンブア・ロッジだ(標高1900m)。
自家発電でシャワーも使えるとは嬉しいね
「バスタブ」?
エッそんなもんあるわけおまへんやろ。
外国人を見ると歓声を上げ
バスに向かって手を振る子供は
何処の国でも同じである
空港からロッジまで40kの道のりだが2時間もかかる
ジャリ道は凸凹だらけの上、ぬかるんでいる
「揺れるってなもんやおまへん」
首と腰がおかしくなるぐらい揺れまっせ
これでもハイウエイと名づけられている
この村の経済は自給自足の物々交換
路端でイモ・野菜・果物・パンなどを
地べたに並べて売っている
やたらと子供が多いのは
一夫多妻制のせいかも知れない
離島では14人の妻に45人の子を
持つ男もいるらしいが
そんな話を聞いても羨ましいとも
思わないのは
年のせいかも……
やせ我慢と違いまっせ
ポートモーレスから双発機で1時間30分
砂塵を巻き上げ到着する機体の滑走路はジャリ道
空港を囲んだフェンスには
人々が群がり異様な雰囲気
「ウオーン ウオー」と叫び声が響き渡る
我々を歓迎しているのとはチョット違うな!
機体からひとつの棺が担ぎ出され、
悲しみの声の答えが分かった
空港には建物も何も無い、
旧式の日本の小型バスが滑走路の端まで
出迎えに来ている
さわやかな気候と咲き誇る花々、
現代社会とはかけ離れた優雅な環境と思いきや
夜は「蛾」の大群に悩まされ
蚊取り線香なしでは夜も寝やれぬ
大きな蛾は手の平の大きさほどある
夜半は土砂降りの雨だが
夜明けは鳥の声に目覚め、
さわやかな気候は花の香りを運んでくる
表戸は蛾でびっしり
戸締りの悪い人は部屋の中まで……蛾・蛾・蛾
蛾もいっぱい自然もいっぱい
TARI空港