フィジー諸島共和国 ビチレブ島_ナウソリ・ハイランド
- 2007年6月14日(木) 15:41 JST
- 投稿者: tetujin60
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満腹のジェリー
小鉄・ジェリー・マラサ
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団体でいるとついついやかましくなるので
気つけなあきまへんな。
味は日本人にピッタリ。
オーナーは上海から20年前に来たと言う。
店内禁煙はフイジーでは珍しいことだ。
値段が又リーズナブルだ。
料理が9皿、ビール1本(750ml)ワイン1本、
4人で7千円。
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「ジェリー、今晩一緒に食事にどう?」
「OK」。
マサラと合流して、
RATUに教わった中華レストラン「SENTAI」へ。
日本人団体客がVIP席を占め、ガヤガヤとやかましい。
「少しお静かに」
と添乗員らしき人に一言、苦言。
やっと静かになり箸が進む。
エノコロ草
ドライバーのラトーと小鉄
山道を行く4WD
なだらかな丘陵の尾根伝いのデコボコ道を4WDは進む。
次の目的地まで、
右に左に後戻りを繰り返しながら、
ジエリーの親戚のあるヤグナ村ヘチョット寄り道。
ドライバーのRATUは
「こんな道を何時間も運転するのは初めての経験だ」
と言いながら、イヤな顔ひとつせず案内してくれた。
日本ではこうはいかない。
舗装道路の有難さをこれほど感じたことは無かった。
ジェリーがいなければ、こんな体験も出来なかっただろう。
出会いとは不思議なものだ。
若さはイイネ。7時間のドライブもケロッとした顔。
それにしても小鉄も車に強くなったもんだ。慣れとは恐ろしいね。
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山道は何処まで続くのか。
ナウソリ・ハイランドへの道のりは、
長い長い道中。ナバラからまたまた2時間半をかけて到着。
山々の壮大な眺望は、
ナンディ港や、ママヌザ諸島、ヤサワ諸島もかすかに望める。
エノコロ草が太陽の光を受けて金色に輝き、
初秋を感じさせる。
風になびく姿は、遠い昔どこかで見たことのあるような風景。
なんだか郷愁をさそわれる。
お腹をさするジェリーの満足そうな笑顔。
今日は一日ほんとに「おおきに」。
残りはすべてテイクアウト。
素晴らしい素直な若者は、酒もタバコもやらない。
「いつか必ず日本に来いよ」。
健康そうな白い歯が、覗いた。
夜更けの風がアルコールでほてったハダに気持ちいい。
明日は又マナ島に帰るジェリー。
「元気でナ」「頑張れよ」。
我が子より若い友達と、
一週間も早朝より釣りを楽しんだ毎日。
なんだか情が移る。
彼の大きな手が私の手を強く握りしめた。
お礼の気持ちをソッと握らせると黙って頷き、
別れを告げた。ありがとう。
ナウソリ・ハイランド