2024年12月22日(日) 02:54 JST

イオニア諸島 ザキントス島_シップゥレイクビーチ

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ギリシャ共和国 イオニア諸島 ザキントス島 (40島目) Zakynthos Island  
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島

四回目も不発に終わり
フラストレーションは溜まる一方

絵葉書は絶景ばかりが土産店に並んでいる
腕が悪いのではなく
時期が悪いのと違うかと慰める

2時間半の船からの撮影は終わった

小鉄はあれだけ揺れたのに
ケロッとしたもの。「女は強い」

ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島

シップゥレイクビーチ

ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島
ザキントス島

「そこはまるで別世界」
夢のような絶景が広がる

私の思っていた撮影スポットはここだ

夢中でファインダーを覗くが
シャターを切るのを忘れていたほど感激

「凄いナー」「きれいなー」を連発

団体の添乗員では危ないからと
そこへは行かないで下さいと連呼するだろう

今まで危険だからと崖の細道を
行くのを断念していた

スピロス君が大丈夫だから行こうと
私の重いカメラバックを持って歩き出す

余り気が進まなかったが仕方なしに付いていった。

10分も細道を歩くと断崖絶壁の上に立つ

「ここから下を覗けと」
―恐る恐る身を乗り出してみると
思わず息を呑む

ここで帰れば男がすたる
「ここからビーチまで車でどれ位?」

「25分」「よ~し、もう1回行こか?」
これが最後のチャンスや
!五回目の到着は午後1時

だが展望スポットは長蛇の列

珍しく大型バスが二台も止まっている

こらあかんわ……と諦めかけた

10月のイオニア海は荒れた日が多い海岸線は変化があり、
撮影スポットの連続

一時間で目的のビーチへ到着

海上には我々の船が唯一隻
波に揺れながらフアインダーを覗くのは
並大抵じゃじゃおまへん

船の棒に腕を絡ませて体を固定しての
撮影だが難破船は日陰の中

反対側の海の方がまだましや

今度は海から見ようと
翌日船乗り場へ10時に到着

もちろんドライバーはギリシャの息子スピロス君
次の出航は12時「エッ2時間も待つんかいな」

それも後5人集まらないと出航は中止である

シーズンオフでは客も簡単に集まらない

一人15ユーロ(
2,000円)

ここまで来たら引き下がれんのが私の性分

チャーター料の7人分、
105ユーロを奮発してすぐに出発

何人乗っても一緒やスピロス君も「行こか」?

「よ~し、もう1回見に来るぜ」

一回目は午前10時30分

二回目は「午後の4時」
海岸に人こそいなかったが
光がもうひとつ気に入らない

太陽の位置で難破船が日陰になっている

三回目はサンセットを狙って6時に到着

生憎と太陽は雲に隠れて
顔を見せてはくれない

早々に引き上げて次の機会を考えた

世界の絶景のひとつに数えられるビーチを5回も訪れたあきれた自分に驚いている

数百メートルの絶壁の上から覗くと
コバルトブルーの海に
白砂のビーチが横たわる

赤茶けた年代もんの難破船がある

砂浜を歩く人間は点のような存在

誰もいないロマンチックな情景を

想像していたのに、満足できまへん

 
撮影は私たちだけの貸し切り状態
ここまでは地元の人でないと
知らないマル秘スポット

やっと我に返り小気味の良い
シャッター音に胸が躍る

これでこの島に来た甲斐があったと
満足の行く撮影に足音も軽く

シップゥレイクビーチの自然の美しさをカメラに納め意気揚々と引き上げたもう思い残す事は何も無い。
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シップゥレイクビーチ
難破船の在る海岸