アメリカ大陸まで海が開けているので
宇宙スティションには最適の条件。
日本の人工衛星追跡スティションもある。
(NASUDA宇宙開発事業団)
太平洋の赤道直下のど真ん中、
二十一世紀をイチバン早く迎えたのがここ
“キリバスのカロリン島”
この島を「ミレニアム島」と改名。
50数年前イギリスとアメリカが
大気圏内原爆実験を行い、
数万羽の海鳥が犠牲になったのは歴史に残っている。
現在はまったく放射能の影響はない。
カラオケボックスを並べたような国営のホテルは
その名もキャプテンクックホテル。
部屋の掃除もいつしたのやら…音の高いクーラーだけは付いている。
赤アリも虫も一緒の一週間(飛行機は週一便)。
日本から持参の蚊取り線香で早速虫退治。
(客は日本人5人、アメリカ本土より3人、ホノルルから6人)
恵まれている観光客には、ちょうどイイ刺激になる。
出迎えの人達は皆、ハダシ。
標高は1m~3m程しかなく地球温暖化で将来、
海中に没してしまう事が心配されている。
1777年12月24日キャプテンクックが発見して
クリスマス島と名付けられた。
キリバス人が遥かかなたの島と呼ぶ
〝絶海の孤島〟
クリスマス島はハワイから日付変更線を越えて
わずか3時間。
世界で一番大きな珊瑚礁だけで出来た島も地図の
上では見当たらない。
降り立った空港は飛行機の離着時だけターミナルに
変る倉庫の中。
地球の温暖化で沈み行く島。
「キリバスのクリスマス島はどんな島?…」
とホノルルで誰に聞いても「アイ・ドント・ノー」
と言う答えばかり。
唯一、アロハエアーのスタッフが
「一度行ったらハマってしまう釣人なら誰でも知っている有名な島だヨ」と教えてくれた。
平らな島だと手書きで説明。
海の色、絶好の釣りポイントとか言葉では伝えられない不思議な魅力の島だと。
「行った人でないと解らないヨ」
プロローグ