2024年12月22日(日) 11:44 JST

南極の島々とは

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南極の島々 (70島目)

Antarctica

南極の島々

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2009年11月20日―12月24日
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アクセス 関西-ロサンゼルストーサンチャゴ(南米)  
サンチャゴープンタナ・アレーナス
プンタナ・アレーナスーキングジョージ島ークルーズ
 プンタナ・アレーナスーパトリオットヒルズ(南極大陸)
 パトリオットヒルズー南極点(4時間) 
プンタナ・アレーナスーナパリーノ島

南極の島々_ キングジョージ島

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南極の島々 (70島目)

迎えのゴムボート

後ろが南極クルーズの本船2000トン

ゴムボートで本船へ乗船

旅の仲間の世界各国

すこし海が荒れだした 

ボートの上にまで波飛沫が上がる
 
あっという間に大波に見舞われ
頭から海水の洗礼を受ける 

カメラは早々にビニールバックに納め難を逃れた

スタッフの防寒防水衣は流石に優れもの 
ロシア船籍の中古船は南極観光で活躍

ボートのスタッフもロシア人 
海水を被りながらの操縦技術は優れている

いよいよ島へ上陸 ゼンツーペンギンがお出迎え

白雪の中に黒の縞模様の燕尾服が良く似合う 

ヨチヨチと歩く姿はとても滑稽

人間を見ても逃げる様子もない 

ヨチヨチ歩き「ドタッ」と転ぶ 

見ているだけでも心が和む 

南極の島は動物たちの天国 

だが過去においては乱獲時代もあった

『旅の鉄人』 感と度胸の見せ所…

とは言っても避難訓練ではライフジャケットの着け間違い
(まぁしゃれでんがな) 

船内放送は
5時からアルデレイ島へ上陸 

海上にはツララが下がったド迫力の氷山

雪がチラつきはじめ素手での写真撮影は

指先が痛く限界を感じる(マイナス
5度)

いよいゾデアックボートに乗り込み本船へと移動

南アメリカ大陸から一番近い島は

各国の観測基地がひしめいている。

乗船後はクルージングのレクチャーは

英語とスペイン語の説明は

解かったような解からんような…

まぁ何とかなりまっしゃろ! 

各国の旅の猛者に負ける訳にはいきまへん

ツアー客は25名スペイン・イタリア・オランダ・ドイツ

ニュージーランド・ギリシャ・オーストリア

イギリス・イスラエル・アメリカ・ロシア・日本と
まるで旅のオリンピックようだ

気温0度と言うのに全身汗びっしょり 

南極と聞いて今まで着た事もない

防寒衣を身に着けている 

このままでは風邪を引きそうだ

チャーター機は予定を1時間も早く変更 

朝食中に「
40分後」出発 

天候次第でフライト時間の変更には文句は言えない

プンタナ・アレーナスからのフライトも順調に
キングジョージ島に到着 
雪道はとても歩きづらい 

一行から遅れるのも仕方が無い 

重いカメラバックを持ちながら休み休みの歩行

我々の仲間の姿は見えない 

はるか後方に一人だけ遅れている人がいる

キングジョージ島

無事本船に到着 自然を守るルールは大変厳しい
長靴の洗浄に消毒は常識 

冷えた身体にはホットウイスキーが一番 

船内の
BARは全て無料の大盤振る舞い 
食前酒の積もりで飲んだ

「マティニー」とおつまみで満腹状態 
ロシア人はワインを親子で
3本とは驚く

その上ランチの時でもウオッカをグイグイと… 
無料の
BARは恐ろしい 

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南極の島々_南極クルーズ

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南極の島々 (70島目)

南極クルーズ船2000トン

白銀の世界の中にポツンと佇むペンギン 
可愛いなぁ…一行はどんどんと先へ進む 

雪道のアドベンチャーは年配者にはきつい
 
日に日に参加者も減り
3台のボートが2台に減少 
雪と風で体感温度もマイナス7~8℃ 
素手では指の感覚も無くなる 

慣れない防寒服の着過ぎ体中に汗がいっぱい
だが手はち切れるほど痛い

羽毛はやはり優れもの 
やっと温度調節が出来るようになった 
チャックを開けたり閉めたり外気で調節 
快適な海の散歩を楽しむ 

島への上陸は一日数回 
道なき道をガイドの案内で進む 
ズボッと深みにはまる者 
途中でリタイアする者  
上陸を断念してボートで引き返す者 
厳しい自然の中にそう簡単に
人は溶け込めるものではない 

翌日もボートの出発は早朝の6時(参加は自由) 
折角ここまで来て…と最後の一人に乗り込んだ
 
小鉄はひと休み 
先はまだまだ長い 一回ぐらいはいいだろう

アイスパークをボートで散策 
冷気が気持ちがいい 
のんびりと静かな海を…

変化する氷のオブジェ 
溜息の出るほどの美しさ 
ダウンジャケットは寒さを感じさせない

毎日変わる白の世界 
氷塊は大きく動き変幻自在 

氷山から下がっているツララを
手に取り味を確かめる
 
海水を被っているので塩味に納得 

何処の島へ行ってもペンギンがお出迎え 
ヨチヨチ歩く仕草は孫を見ているようで
思わず顔の筋肉がゆるむ
『私の元気な内に南極を見せてやりたい』
と雪上で思う

ガイドがビッグニュースだと呼びに来た 
皇帝ペンギンを見つけたと…

行ってみると撮影隊の列 
その内、次の場所へと移動 

こうなると私の独占場 待つこと
10
 
身動きひとつしなかったのに
羽を広げてバタバタと…「チャンス」 
私ひとりの独占場 

まだ一部しか見ていないのに全てを見たような感じ

名もない島でもペンギンのコロニーは至る所にある 
人間の迫害を受ける心配もなく

豊富な餌を啄む 

大自然の中で毎日自由に暮らせる優雅な生活 
やることは子作りと子育て位だろう
 
私はいつもグループから離れて行動している 
その方がシャターチャンスが多い 

2日目にして南極の壮大さに目を見開き
口も聞けない大迫力 

氷山の大きさやその数

数億万年の浮遊する氷塊の間を
注意深くボートが進む 

100m先の氷山の上に
アザラシを見つけるが氷の壁に阻まれる 

今までにも氷山・流氷・氷河を
見てきたがその大きさは比べものにならない 

南極クルーズ

何がなんだか分からないが着いていくしかない 
上陸しなければ新しい発見に出会わないので
無理をしてでも参加する 
女房の小鉄は一回だけ飛ばしたが頑張って付いてきた

南極は兎に角デカイ 
想像もつかない魅惑の世界 
後一回だけしか旅が出来ないとなれば

やはり南極以外はないだろう

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南極の島々_ 南極クルーズエピローグ

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南極の島々 (70島目)

船上パーティでロシアのお兄ちゃんと踊る筆者

BARで深夜まで踊る旅仲間

イタリア人と小鉄

大荒れの為、半日はべットの上で

強風の為、本船へ引き上げる

ロシアのお兄ちゃんと抱き合って踊る 
笑いの渦は広がる 
お次は一回り大きなギリシャのマリアーナ

大木にセミが止まっているようなもの 

笑いの渦は益々大きく… 
飛びっきりの料理を頂いている分けでもないのに 

お腹も胸も幸せいっぱい 
延々と続くパーティ 

イスラエルから素敵な親子連れ 

ロシア人の親息子 

無口なドイツ人夫婦 
イタリアとギリシャからはメタポ軍団 

それぞれ豊かな人生を送っている
“旅の達人たち”

南米発着(プンタナアーレナス)の現地ツアー 

一度会えば家族も同然 

強風に見舞われた最終日 

大波は船首をも越える勢い 

乗客はベッドに寝る事半日間

その間キャップテン室から
荒波の様子をカメラに納めているのは私一人

少しだけ波が静かになった時に早めのディナー 

オランダ人のジョイからスタッフに挨拶

旅の出会いは何物にも
変えがたい思い出が残る 

素敵な出会いを有難う

南極クルーズ エピローグ


各国入り乱れてはいるがそこは旅の達人たち 

11時頃やっと日が落ちてきた頃には
デッキの人影もまばらになってきた 

翌朝はグッドモーニング・ボナノッテ

お早う…と各国の言葉が飛び交う

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南極の島々_ハプニング

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南極の島々 (70島目)

韓国基地内

韓国基地内

BARで飲んで歌ってディスコダンス

世紀の一瞬 南極の夕日

夕日の輝く船首

韓国の基地で卵焼きを頂く

韓国の基地

韓国の基地・日本語の話せるヤンさん

白銀の世界の夕焼けは感動ものだ 

始めてみる美しい光景に寒さも忘れる 

デッキには私ひとり

もうボチボチ終りかと思ったところに
船内放送で知らされ続々と現れる

一足お先に…。
冷えた身体にはホットウイスキーが一番

外はまだ強風雪
“今日はまだ帰れそうにないな”…と勘が働く 
こんな時はいつでも出発できる準備をして
睡眠を取ることだ 

早々のベッドへ潜りこんだ 

10時過ぎに小用をもよおしトイレに立つと
窓の外がピンク色に染まりかけていた

慌ててパーカーを着込みデッキに飛び出す
“オッ寒い”空がどんどんと焼けてくる

18人の基地の中に日本語の解るヤンさん 
韓国は
22番目の基地であると
詳しく説明してくれる 

やはり同じ東洋人は親近感がある 

こんな環境であれば私でも越冬できそうだ 
カムサンハムニダ

昨夜の悪天候のためダウンした者が

あるかと思えば夕食には全員の顔が揃う

突然、韓国の南極基地へ訪問のアナウンス 

デッキには約半数が集まる

同じアジア人の私達夫婦は特別待遇 

地震やバイオの研究室は一年前に新築 

キッチンもホテル並みの施設 

韓国海苔やチヂミに大好きな
玉子焼きをご馳走になり大いに感激

昨夜からの強風雪のため
全てのアクティビティは中止
 
予定のフォトコンテストも翌朝へ

飛行場が凍結の為、使用不能 

こんな時はバタバタしても始まらない 
部屋でゆっくりと休養 

スタッフは予約の変更に大忙し 

でも南極ではこんな事は折り込み済み

ハプニング

BARはディスコダンスで大いに盛り上がっている

嫌いでもない私はすぐに
輪の中に入り踊りに興じる 

明日の事など誰も考えていない 
大いに楽しんでいる旅仲間 

悪天候のお陰で南極の夕日と楽しい一時

ハプニングの旅はもうひとつの旅を楽しめる

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南極の島々_ パトリオットヒルズ

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南極の島々 (70島目)

南極大陸で寿司を握る

日本人スタッフ船津圭三(アラスカ在住)

パトリオットヒルズを雪上車で探索

冷蔵庫は地下室マイナス22度

我がテント名はハーレイ

テントの中で寝る女房

マラソン優勝者は29歳のアメリカ人

マラソンの主催者(アイルランド人)

南極マラソンの参加者

100kマラソンの参加者は3名

私たちのテント

パトリオットヒルズ基地のスタッフのテント

操 縦 室

ロシア製イリュ―シンの機内

プンタナ・アレーナスからパトリオットヒルズへ

夏は一日中太陽が沈まない南極は昼も夜もない
 
一番気になる食料庫は氷の地下室の冷凍庫
(-
22℃)
 
何でも揃う南極 順調すぎて物足らない

南極のレクチャや各国の人達とゲームで交流、
暇なんて全くない

3日間で南極点行きのGOはまだ出ない 
全てが天候次第 

1週間の中で天候の良い日を見て南極点へ飛ぶ
 
いつ出発するのか全く解らない

飛行機は年々設備もよくなり
今年から新しいトイレも設置されている 

聞いていた最悪の情報とは違いホッとする 

全てが快適に暮らせるアンタティカ 
氷点下のテントで着の身着のまま状態で過ごす
 
乾燥地帯では身体もあまり汚れない 
寝袋(シェラフ)も初めてだが良く眠れる 

アイスマラソン(100km)(3名)氷点下のフルマラソン(参加者20名)に参加するために来ている 出発前の基地の情報は-28度 大氷原の滑走路に到着 着込むだけ着込んでタラップを降りる 
サングラス無しでは眩し過ぎる白雪の世界

わぁ!凄いところへ来たもんだ 

夢が現実となった瞬間
,胸の鼓動が高鳴りその場に立ち尽くす 
やがて一歩一歩と基地へと歩を進める 足元はアイスバーン 
ここは単なる南極点へ行くための中継地点 
気温は-
2℃ 
抜けるような青空の中空気も旨い

20091211日 午後1249分に離陸ロシア製イルューシン76貨客混載機(36人)

エンジンの爆音が機内に轟き話し声も聞こえない南緯53℃から80℃まで4時間のフライト

日本人の参加者は6名 個性豊かな旅仲間と楽しい旅を期待している

アメリカ・オーストラリア・ニュージランド・フランスと12カ国からの参加(25名)

国は違うが目的は同じ 南極点へ行くための基地 そこではビックリするようなアクティビティが待っている

プンタナアーレナス(チリ)から
(カラフトと同じ緯度
53~54℃)

パトリオット基地へと向かう 

赤白黄黒と白雪の上に行儀良くテントが
並んでいる 

基地には
50名宿泊できる

スタッフは30名位が常駐

初日は空港で待つこと2時間、天候不良で欠航ホテルへ逆戻り

南極大陸 ANTSRCTICA  パトリオトヒルズ基地 氷高800m

太陽が顔を出すとテントの中の
温度は上昇しプラスに転じる

陽が陰ると氷点下になり風が吹くと更に気温が下がる

無菌状態の基地では手の消毒に万全を期している

初めて体験するキャンプ生活、
各国の人達との輪は広がり何の問題もない

体調を崩したフランス人のスティファは声が出ない 

それぞれが自己管理の共同生活は連帯感がある
 
多くの友人やスタッフから
YOSHI YOSHI」と声が掛かり
氷点下の生活を余裕を持って楽しんでいる

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南極の島々_南極点到達 マイナス26度

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南極の島々 (70島目)

南極点へ出発の旅仲間

空からのパトリオットヒルズのテント

パトリオットヒルズから南極点へ出発

アメリカの南極基地

アメリカの南極基地

アメリカの南極基地

南極点到達

パイロット

同行のドクター

南極点フライトのスタッフ

川瀬みどりさんと筆者

2009年12月16日南極点到達 池内嘉正(70)・池内ミドリ(62)

川瀬みどりさん

南極点のセレモニーセレモニーポール

南極基地の館内

南極点で筆者

パトリオットヒルズでミドリと船津氏

スタッフ

パトリオットヒルズのオーナー

コック長

地球を持ち上げる船津圭三さん(アラスカ在住)

南極大陸を後にする

松葉杖で南極大陸を日帰り旅行
高垣有宏さん

ダグラス社のDC3バズラ(40人乗り)はノンストップでパトリオットヒルから
南極点まで今年から運行 機内にも簡易式のトイレが備わり
何の不自由もない持参の簡易式トイレも紙オムツも全く必要ない

南極条約の協議国会議では将来は人類共通の
公園にすべきという案が話題になっているらしい

人それぞれ行き方は違うが未知への好奇心と冒険は

年齢を超越しても同じである

南極の自然は厳しいがその反面
その美しさに勝るものはない 
大氷雪原が光り輝く様を目の当たりすると
『ここまで来て良かった』…と感謝の念に駆られる

日本人参加者6名の中に
90
歳の川瀬みどりさん(神奈川)と出会う

記念の写真をと思うのだが
氷高2983mでは酸欠状態になり時々
「フラーッ」とくる

休息室では酸素吸入を受ける者2

人類が最後に行ってみたいのはやはり
南極ではなかろうか

南極は人類の共通の財産として
未来永劫に残すべき価値はある

幸いにして青空が広がり風もなく 
セレモニーボールを囲んで
世界
12カ国の旗がたなびく中に
日の丸がその一部に陣取っていたのは感激した

写真撮影も限界に近く
シャツターを押す指も感覚はない 

ゴーグルは氷結し目の前が見えないあり様

初めて日本人が南極点フライトの時は
天候不良のため
2ヶ月も掛かったと聞いた

いつ飛べていつ帰れるのか
全て天候が左右するほどだ

この時期南極の太陽は24時間沈む事がない 
体感温度は風が吹けば更に下がる

基地滞在は2時間30

南極を汚染から守るため
『自分たちの持ち込んだものは全て持ち帰る』

19種類にも分類されたゴミは
ロス海から本国へと持ち帰る

目の前の近代的な建物は

2008年に建設された基地がある

南極には不釣合いな

ショッピングモールか南極銀座のようだ

内部は何もかもが設備され

近代化の進歩は凄まじいものがある

ノルウエィの探検家ロアールアムンゼン
 
アメリカ合州国が
1956年南極点付近
に建設されたアムンゼン・スコット基地は
100年目を迎えようにしている

南極点に降り立った瞬間,氷点下-
26℃ 
防寒具を着過ぎで体中から汗が噴き出す 

100年近く前に冒険家たちが命をかけて目指した南極点

19111214日 人類初の南極点到達を果たした

南極点到達 マイナス26℃

人生を楽しみ90歳になってもまだ好奇心は消える事がない『川瀬みどり』さん

私のこれからの人生に大きな衝撃を受けた

南極に一回ぐらい来ただけでは大した事はない 

これからの未知への旅への通過点

人間、健康で長生きはせなあきまへん

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南極の島々

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南極の島々 (70島目)
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南極点(南緯90度)

パトリオット基地

宿舎のキャンプ

パトリオット基地へと向かう小鉄

イリューシンの操縦室

イリューシン76型貨客混載機(ロシア製)

プンタナ・アーレナスのマゼラン像

ナパリーノ島へのフライト

クルージング(ロシア船・2000トン)

キングジョージ島にて筆者

クルージングのためキングジョージ島に到着

アルデレイ島のゼンツーペンギン

南極写真17
南極写真16
南極写真15
南極写真14
南極写真13
南極写真12
南極写真11
南極写真10
南極写真6
南極写真3
南極写真8
南極写真9
南極写真7
南極写真5
南極写真4
南極写真2
南極写真1

終局はプンタナ・アレーナス

チリから南極大陸のパトリオット基地(海抜800m)へのフライト

天候次第でいつ出発出来るかも知れない南極点
(南緯
90度) 

帰りの日程もいつ帰れるか分からないリスクがある 

初めて経験する氷上のキャンプ生活・寝袋での就寝。

2002年にこの地球の島めぐりを思い立ち、

北極点から南極点までの80万km旅

その夢の世界が現実のものとして

70島目がスタートした。

世界が平和であり簡単に世界中を

尋ねる旅が出来ることは有難い

私が70歳の古希を迎え、

女房(小鉄)が還暦を過ぎて
62才の南極点の旅は

冒険過ぎるかもしれないが好奇心には適わない

折角のチャンスだからと

チリの最南端のナパリーノ島へも…… 

アラスカで見たTVドキュメント

『人類が歩んだグレートジャーニー
5万キロの旅』

冒険家“関野吉晴氏”が10年の歳月を掛けた出発点 
どんな所なのかひと目この足で確かめ

観光的には何も無いがその場所に立って

私なりに身体で感じておきたかった。

北極の旅とは違う現地発着のツアー

誰が参加するのか全くの情報もなし 

だが夢は南極に住む動物たちと

厳しい大自然との出合い 

雪の上を歩くペンギンや海鳥

アザラシのコロニー・

各国の南極基地の訪問 

考えただけでも胸が高鳴り

未知の島々に思いをめぐらす

地球の島めぐりのフィナーレに

相応しい南極の島々への探検

7年間の歳月を経て辿り着いた

この地への究極の旅 

小鉄(女房)も良くついて来てくれたものだと

感謝の気持ちでいっぱい 

世界で一番荒れるドレーク海峡、

それをセスナでひと飛びの『南極クルーズの旅』 

南極クルーズプロローグ

標高2900mの南極点に到達する瞬間 

旅の鉄人の
35日間のドキュメント

自然任せの世界一高価な旅 

世界一周の豪華客船よりもはるかに高額

『冥土の土産』にはまだ少し早過ぎるが


,一生に一度の贅沢な旅は70年間の

自分に対する褒美と思えば安いものだ。

プロローグ