デンマーク グリーンランド_氷河が崩れる瞬間
- 2009年11月 5日(木) 09:32 JST
- 投稿者: tetujin60
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2024年11月21日(木) 17:59 JST
アイスランドからグリーンランドへ向かう
トッシュハムから車で50分
ベストマンダの港町はここ3ヶ月間雨が降らず
異常気象を訴える榎本氏(67)
(フェロー諸島在住27年)
収入の75%は税金 病院も学校も無料であるが
元気で働けるものは島を後に
海外へと仕事を求める…と榎本さん
輪の中に合羽着用の日本人旅仲間
ウイスキー3杯と小ワイン3本
空飛ぶBAR
フェロー諸島
グリーンランドは世界一大きな島である
面積の80%は氷床
北緯61度の南グリーンランドは
北極圏のすぐ側だ
(国土の90%は北極圏)
島めぐりのおまけにフェロー諸島を訪れた
一年の内250日は雨の首都「トッシュハム」
2009年7月29日は「セントオーラフの日」
(平和と民族の祈り)はナショナルディ
28・29日は銀行も商店も休日
若者はウイスキーをラッパ飲みし大声を張り上げ,
危なくて撮影も出来ない
夜もろくに眠れないと旅仲間がぼやく
音楽の音に悩まされ不眠の夜が続く
そう言えばコペンハーゲンから
フェロー諸島までの機内は『そら飛ぶBAR』で有名
屋根の上に草を生やした(ターフ)家屋
とても可愛いカラフルな町並み
山の中腹まで雲が低く垂れ下がり羊が草を食む
雲海のような山並みが続いたかと思えば
太陽が顔を出す。
雨風が大変多いと聞いていたが天候には恵まれた。
入り組んだフイヨルドを訪れ村人と語らう。
アトランチィックエアー
トッシュハムの町並み
ジェクヴの港・岸壁に囲まれた天然の港
(ヴェガーの最西端にある小さな集落
18世紀の古い町並み
フェローの民族衣装
20世紀になってリニュアール港
自然の中で牧草が豊かな島には
人口以上の羊(60000頭)が育つ環境である
変幻自在のフェロー諸島を後に
南グリーンランドへと向かう
レイキャビック経由のナルサルサークへ。
トッシュハムで祭りに参加の親子
イヌイットの正装
民族衣装に身をまとった
多くのフェロ人が参加
セントオーラフの式典
プロローグ
旅仲間の一人がワイン小瓶4本・
ウイスキー6杯を頂き
その日は一日中フエロー観光で
メロメロになっていたのを思い出した
しかし一夜明けた30日は
元のフェローの大自然は
取り戻せたが彼の記憶は一日だけ喪失していた
(名誉のために名を伏す)
旅人にとってはとても不便を感じる
年に一度のお祭りは民族の歴史を
厳粛な中で行われるがその後の
「ドンちゃん騒ぎ」は早朝まで続く
明け方まで酔っ払いが町を練り歩き
救急車のサイレンが鳴り止む時がない
・
グリーンランド
たった一つのホテル全体
イヌイットの民族衣装
アイスランド
ナルサルサーク
南グリーンランド
ナルサルサーク(人口4000人)
2009年7月31日の気温は同じく
18度であり朝夕は冷え込み
5度から10度を体感した。
6月頃から大きな氷塊が流れ着く
8月の始めには程よい大きさの
氷のオブジェとなりブルーの輝きを見せる
その氷の間を木造船でいく
「氷山クルーズ」は
何とも豪快でロマンチックである
世界最大の「氷の大地」,
「グリーンランド」を
緑の大地と名づけられた
紀元1000年前後の夏場には
最高気温,18度が続き農耕に
適していたとされている
それから1000年後の訪れた
ホテルの前のフィヨルドの氷山
グリーンランド国旗
小さなレイキャビックの空港は雑踏の人ごみ
6個の荷物引換券も5枚しか無くても
大丈夫と言い張る空港スタッフ
30分遅れのアトランタ航空は
一路「世界一大きな島へ」
日本人とよく似た「イヌイット」
4000年の歴史は今も続く
旅仲間シゲ子・小鉄・房江・モーリー・カズ
ナルサルサークの港
ホテルの前
氷山の割れ目から覗くブルーアイス
夏場は太陽が沈むのは午後10時位
10年前の真冬には氷の大地に
ポーラーベア(北極熊)の姿の記録もあるが
今はその姿さえ失せている。
地球温暖化の影響か
アイスランドとグリーンランドに横たわる
デンマーク海峡には大量の氷山が
北から南へと浮遊する
しかし難敵が待ち構えている
無数の蚊の大群の歓迎を受ける
用意していた蚊除けネットの出番
大自然の氷河を流れる氷の彫刻に
感嘆と驚きの出会いの中から
南グリーランドの旅の始まり…
日本人とよく似た顔の先住民の純血が
薄れ,あらゆる民族と結合している。
米空軍の宿舎は唯一ホテルへと
改装され多くの観光客の拠点となっている
2009年初めて訪れた日本人は我々6人。
50年来の友人「古谷守夫」夫妻
義弟の林一夫夫妻である
アラスカのシュシュマレフ島で
お世話になったイヌイットの民家
なぜか遠い親戚を尋ねるような気がする。
国土の80%が氷の大地
氷山がホテルの目の前に浮かぶ
氷山クルーズに期待が膨らむ
『アイスパーク』
蚊除けネットを被る美女軍団
ナルサルサークのホテル
●
ナルサルサーク
高台でランチタイムの老夫婦
どの逸品も盛り付けもおしゃれで
日本人にあう味付
筆者
船長
船上でマティニーで乾杯
氷山クルーズの木造船
氷山クルーズ
赤毛のエリック
マティニーを手に誰からとも無く
「乾杯」と声が上がる
ガイドのスティーンが
デンマーク流に「スコール」と再度気勢が上がる
甘くのどに沁みる一杯のマティニーのオンザロック
まるで映画のワンシーンのようだ
至福のひと時は満足の笑顔に変わる
とても幸せそうな顔・顔・顔
―グリーンランドの氷河に立つカメラマン―
アイスパークの氷山クルーズでナーサークの町へ(1800人)
透き通る氷
カコットのホテル
カカットの家並み
ナルサルサークからの
日帰りツアーもある氷山クルーズ
いずれ多くの日本人観光客も
押し寄せる時が来るだろう
氷山と流氷の一口メモ
氷山-真水(小さな氷又は氷塊)
流氷-海水(海の水が凍ったもの)
絶景の中で全てが初めての体験
ブルーアイスはいつまで見ていても
あきることがない
途中の島でスピードボートに乗り換え
ナーサークの町へ(人口1800人)
赤・青・黄とカラフルな家々が並ぶ
赤は(店舗)黄(病院)緑(エンジニア)と
塗り分けられているのも面白い
何事かと思えばスタッフが
小さな氷塊を網ですくっている
ダイヤモンドのような氷
マティニーとウイスキーが
氷塊の上に注がれる
何百年の眠りから覚めた
氷のパチパチと弾ける音に耳を傾ける
私はアメリカ大陸へ渡り
インデアンと統合の説を信じたい
若き日に大好きだった西部劇の中に
黒髪のインデアンをよく見た
イヌイットではないかと言う記憶を信じたい
ナルサルサークの向かいの島へボートで10分
カシアックス村は赤毛のエリック
(ヴァイキングの親玉)
がアイスランドから始めて到着した地で在る
ヴァィキングの居住跡を訪ねるが
気になるのは目の前に浮かぶ
氷山にカメラが向く
シーフードプレート
ラムのステーキ
ヴァイキングの居住後
今までに見た事もない無数の氷山が浮かぶ
空は青く澄み渡り,輝く太陽が
ライトアップの加勢をしてくれる
全てに恵まれた旅
あ~ぁ 素晴らしい ワンダフル
その時突然「どすーん」と
氷山に突き当たり船はストップ
ヴァイキング居住後を早々に
木造船に乗り換えて氷の中へ分け入る
手の届く位置でブルーの氷山が
次々と現れる
光の中に輝く大自然が生んだ彫刻
三人のカメラマンの
シャッターの音は鳴り止まない
赤毛のエリックがこの地に移住してから
500年後(15世紀前半)突如として
歴史から消え去ったのは有名な話
一族は寒冷化による餓死、
疫病、アイスランドへの帰郷、
アメリカ大陸へ移住の説がある
カコット野町を歩く妹のシゲ子
midori
カッコットへ向かうボート
右端に立っているのが筆者
あまりの迫力に呆然と眺める小鉄
シゲ子・房江・ミドリ
氷 河 探 検
スライドショー
ムービーショー
左の端の氷河が崩れる瞬間
fusae
kazu
shige
ナーサークからチャーターボートで
一時間,カコットへ向う
ボートは氷河を目指しスピードを上げる
今日も昨日とは違った氷のオブジェが
ブルーに輝く
遠くに近くに現れては消え
次々と変化を見せてくれる
大自然のオブジェ
何と美しい!
わぁっ!!!
スゴ~イ
すご~い
きれい!
飽きることの無い氷山のオブジェ
ナーサークから氷河探検
氷河の上でティータイム
氷河の氷の無い部分を歩く
100mも後退した氷河
興奮冷めやらぬ思いでコーヒータイム
冷え切った身体に温かいコーヒーの旨いこと
でもコーヒーの味が苦い人も居たのかも知れない
カメラマン冥利に尽きるベストタイミングに感謝
…グリーンランドの氷河に立つカメラマン…
(後で分かった事だが仲間の一人が
腹痛のため,岩場の影で用を足していた。
それも二回も…
連続でシャターを押し続けた
長年の夢が適ったベストショット
欲を言えば被写体に立つ位置が近すぎた
あまりの音に驚き後ずさりした友人もいた
その瞬間にレンズを
覗いていたのは私一人のようだ
suteen
mo-ri
氷山に探検の為上陸
ビックリして後ず去りして慎重に岩場を歩く
三台のカメラを担ぎ左から右からと
レンズを覗く“う~ん” ”凄いなぁ“
その時「ドッドッドッ ドウオ~ン」と
大きな地響きを合図に
氷河の先端が数十メートに渡って崩れ落ちた
運よくカメラを構えていた私は
待望の氷河が行く手に見えてきた
ボートを接岸して氷河に上陸
氷河の先端は10年前より
100mは後退しているという
今にも飲み込まれそうになる不思議な氷河
手を触れてみようと近づくと
ガイドから「危ない」と
大きな声で注意を受ける
超巨大な氷塊からは幾重にも滝が流れる
あまりの大きさで広角レンズでも納まらず
魚眼レンズでやっと全景を
撮らえることが出来た
何故こんなデッカイ氷が流れてくるのか
考えている余裕も無い
前方に大きな氷山を発見
幅20~30m位かなとボートを接近
キャプテンが大きさを図るため氷山1週
その大きさは近づくにつれ
途轍もないデカイ氷塊
1週800m顔を出している部分が
15m海中は80mにも及ぶ
アドレナリンが上がり興奮の坩堝
日々変化をするダイナミックなブルーアイス
大自然の中に濃いブルーや乳白色は
変幻自在を演出する氷のライブ
穏やかな洋上に浮かぶ氷山
ちょうど適度な大きさは
被写体として申し分が無い
mu-bi- 1
カッコット(人口3500)
断崖の上にカラフルな
ペインティングをした家々が並ぶ
静かな漁港は
グリーンランドの行政の中心地
ホテルは港のすぐ前
小さい町はこれだから好きだ
清潔な部屋はダブルベッドだが
シャワールームが
備わっているだけでも贅沢感
物音ひとつしない静けさの中に
ゆっくりと霧が消えてゆく
赤・青・黄とぼんやりと
顔を覗かせる可愛い家並
まだ島は眠っている
島の魅力はこの瞬間である
大阪では味わう事の出来ない
極北の島「グリーンランド」
霧の中から姿を現す午前6時ごろ
イヌイットのファミリー記念写真にはい!パチリ
町中にある石の彫刻
町中にある石の彫刻
冬のイヌイットの肖像画
変わった建物も目を引く
港の前の宿泊ホテル
アヒルの親子を見る無邪気な子供たち
グリンーランドの花々
久し振りのアジアンフード『トムヤンクン
断崖の上の家
月夜の港の風景
港で釣りを楽しむ林夫妻 釣果は?・・・
子供たちがボール遊びをする港町は
年々人口が増え活気がある
早朝は霧に包まれロマンチックな朝を迎える
今までの晴天がまるでウソのような
ファンタジックな世界
目を透かして見ると霧の中に
真っ白い氷山が浮いている
最近オープンしたタイ料理店
…と言ってもレストランは
こことホテルの二軒だけ
人気の繁盛店は久し振りの
アジアンフードのトムヤンクンが
舌を刺激する
予想もしなかった今夜の味の出会い
断崖の上に立つ家並み
港のすぐ前の町並み
エピローグ
超大型の流氷
ふとスープ皿を見ると例外が一人、
いつの間にかスープ皿の底が見えていた
その人の名は古谷守夫
マンママンマ(美味しい)と連発していた
何でも食する小鉄(女房)も
流石に首を横に振っている
親しみを持てるイヌイットは
カラフルの家の中で多くのファミリーに
囲まれて暮らす
島民が作るディナーツアー(4000円)を
見つけて島のガイドの案内で
クルードス(70歳)さん宅に伺う
屋内は趣味のよい手工芸品に
珍しい食器類が並ぶ
氷の国の僅かな緑の土地を見つけて
「グリーンランド」とは
良く名付けたものだ
浮遊する氷のオブジェは
連日変化をみせ明日はもう
同じ氷山と出会うことは二度と無い
ヴァイキングの史跡を訪ね
4000年の歴史をたどる
氷河の崩れ落ちる瞬間は感動もの
氷河探検右端が筆者
氷河の上を飛ぶヘリコプター(20人乗り)
ヘリコプターより撮影
カコっトからナルサルサークへ帰るヘリコプターから撮影
クルードスさん宅から帰る
カズ・ミドリ・シゲコ・ガイド
夕日に輝く港町
ぷルーンとレーズンのゼラチン寄せ
元気な町の子等
アザラシのスープ
早朝朝もやの中に現れる船と氷山
氷山から滝が流れている
一周800mの大きな氷山
毎日変わる氷山のオブジェ
デザートは珍しい一品
プルーンとレーズンのゼラチン寄せ
程よく甘さの逸品はあっと言う間に
全員がご馳走さん
味はともかくとしてイヌイットの
お宅へ伺えただけでも感謝
孫のアブチャ(1才)が愛嬌を
振り舞いて私たちを歓迎してくれる
人それぞれ好みは違うものだ
少しは口にする者,
旨いと言ってお変わりする人
流石に血生臭いスープは
誰も手を出さなかった
極寒の冬を乗り切るには
動物の栄養源は必要なのだろう
ディナーはアザラシの
オーブン焼きとそのスープ
2~3年前にアラスカでその肉を食してから
強烈な独特の臭いで敬遠している
折角だから少しは箸をつけたが
他の者には「アザラシの肉」とは
知らさなかった
2009年7月31日~8月4日
旅の鉄人 池内嘉正
小鉄のひとり言
生まれて初めて見た氷山,フイヨルドのクルーズなんてまるで夢の世界。
氷河の崩れ落ちる瞬間に出会えた事は心の残る感動シーンでした。
食後の散歩は10時を過ぎても
白夜の港町に子供たちの声が響く
全てが大体で大まかなところがいい
島では「イマガー」(大体)と
使われあまりあくせくしないところが
旅の楽しみ方かもしれない
女房たちはお土産に頂いた
手作りのビーズの小物に喜びいっぱい
グリーンランドの旅は
期待以上に旅人の心を満たしてくれた
ナショナルフラワーの
ニピアシックが可憐に咲き
沈む夕日がカラフルな家々を輝かせる
極寒の冬が過ぎ短い夏の主役は
路傍に咲くキンポウゲや
マーガレットにタンポポ
港の入り口にまで氷山はやって来る
絵のような現実の世界
極地に暮らす人は日本の二倍もする
物価に驚きもしない
とてもファンタジック氷河
氷 河
クルードスさんの家
クルードスさん(70)の孫アブチャ(1才
お土産に頂いたビーズの小物
アザラシのオーブン焼き
::プロフィール
●1939年生・大阪出身。ゴルフジャーナリスト JGJA会員
●1966年 世界一周60日間 市場調査と営業に出張
ゴルフ歴62年
●2014年6月 右足人工股関節手術後エージシュートにチャレンジ
●2016年8月12日エージシュート達成 術後763日目
ゴルフ場 北海道 グレート旭川カントリー倶楽部
スコア74(37・37)・年齢76歳と327日・2024年現在に至る
●2014年8月より5月―10月旭川へ移住
●1997年会社経営を社員に継承 パームスプリングスへゴルフ留学 2ヶ月で挫折
●1999年に日本の島60島取材
●2000年日本の島再発見出版 日本作家協会会員
●2002年北極点踏破 日本旅のペンクラブ会員
日本旅行写真家協会正会員
●2003年―2009年 地球の島巡り70島踏破(旅は全て夫婦同伴)
●2009年12月16日 南極点踏破
●2010年 地球の島巡り出版
●2015年5月よりトリプルレジデンス継続中5月中〜10月中(東神楽居住)
1月中〜2月末(沖縄・石垣島居住)年末年始・春・秋(大阪現住所に居住)
●2022年 離島の食を求め ご島地グルメの取材開始(一島目 島根県隠岐の島)
●2023年 株式会社アイナック創業49年 取締役会長に再就任 生涯現役を目標
●2024年現在ご島地グルメ挑戦中(離島の旬の食を求め取材旅行)
一般社団法人 離島振興地方創生協会 賛助会員・NPO法人大阪USクラブ会員
現在、
フリーの経営カウンセラー。
2000年「哀愁フェリー」、2006年「佐渡航路」で日本有線大賞有線音楽賞を受賞。
2008年 悪性リンパ腫を発症。復帰後は悪性リンパ腫の啓蒙の「ライムグリーン・リボン」支援活動を始め、現在も続けている。2013年 キルギス共和国22周年独立記念コンサートで観客約5万人を前に「風の旅人」を発表をし歓声を浴び、キルギスの情報文化大臣から感謝状が贈られた。