2024年12月22日(日) 01:57 JST

第24弾 ご島地グルメ 長崎県対馬

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第24弾 ご島地グルメ 長崎県対馬

対馬

人口26,654R5

博多港―壱岐―対馬

壱岐からジェットホイルで60分、乗客の大半が壱岐で下船

船内は空席が目立ち指定席ではあるが好きな席に腰を下ろす間も無く出発

晴れた日には韓国の釜山が見える 港には海上自衛隊の船が数隻 

正に対馬は国境の島である

ランチはホテルの近くの蕎麦屋に飛び込んだ 

ろくべえといりやきそば、焼きそばだと思っていたが普通のそば

いりやきそば

材料の鶏肉(魚)を椿油で炒って料理していたので「いりやき」と名付けられたという

出汁は鶏肉と椎茸の醤油味、少し肌寒くなっていたので旅先の一杯は疲れを癒してくれる

ろくべえ

ろくべえは見た目に真っ黒であるが原料はさつまいもの澱粉から作る

麺は「せんだんご」で作る 少し甘めのスープが身体に優しくホッとする郷土料理 

黒く見えたのは一面にわかめをトッピングしていたからだ

cmぐらいに切られているのでスプーンの方が食べ易い 

つるんつるんで喉越しも良く初めて食すご島地グルメ 

 

夕食は期待していたアナゴ料理 

長崎県対馬市西沖のアナゴの美味しさの秘密は、脂の乗りと骨の柔らかさとある

アナゴにもよるが決して肉太でない穴ちゃんに私の舌は驚かなかった 

 

アナゴの刺身 煮アナゴ

白焼きも煮アナゴもやはり専門店には勝てない…

メニューで見つけた「地鶏の白レバーの燻製」は胡麻油と塩で食す絶品料理 

白レバーの燻製

ねっとりした旨みが舌の記憶に何時迄も残っていた。

明日の晩は地鶏と密かに決めたが当日のタクシーの予約は午前中で全て満車

旅先では運転はしないと決めているのでアナゴ専門店に行くのを諦めた

今夜は飛びっきり美味いものでも食いに行くか!?

しかし甘く見ていた店選び、これという店は全て前日までの予約のみ

当日では材料が揃わないのでダメだと断られる

昨夜の穴子で懲りているので地鶏焼き鳥でも行こうと店を探すと

“当分の間お休み”と張り紙がある こんな島巡りは初めての経験と深く反省

国境の島は韓国人の旅行者が半分以上占めている

スーパーもドラッグストアも超満員で韓国語が飛び交う繁盛ぶり

やっと見つけた焼鳥屋は店内に阪神タイガースの応援旗が並ぶ

阪神ファンだったご主人は2年前に他界と、奥さん一人で店を切り盛り

客は我々二人きり!? ネタを見ただけで早々に切り上げた 

情報不足と段取りの悪さで改めて予約の大切さを再認識 

所変われば品変わる『郷にいれば郷に従え』の教訓が頭をかすめる 

帰りの対馬空港の売店で見つけたアナゴ・地鶏・豚肉

全て冷凍であるが買って帰って自宅で対馬料理の再現の妙案が浮かんで来た

「とんちゃん」「穴子丼」「いりやき」と調理師「嘉正」の腕が鳴る

 

とんちゃん 

野菜と味付け豚肉を炒める簡単な物 柔らかい豚肉は甘辛く味付けされている

なかなか食べやすく500gをほとんど食べ尽くすほどの味

とんちゃん焼き

北海道の三升漬を薬味にすると旨味倍増の「とんちゃん」の出来上がり 

残りは翌日の昼に豚丼に、2人前で1000円とは安い・旨いのご馳走さん!

豚丼

 

「黄金あなご」 嘉正風穴子丼★★★

黄金あなご

 対州黄金あなごは、長崎県対馬市西沖の韓国との国境付近で獲れる 

エビ・タコ・イカを餌としており脂の乗りが違う

水深150m~200m、水温約6℃付近に生息し丸々と身は締まり、

独特な歯ごたえと脂の乗りを楽しめる…と宣伝文句

冷凍の穴子を自然解凍して蒸し器で10分

少し甘めのタレに10分漬け込み穴子だけを取り出し少し焼き目を付ける

ご飯に軽くタレをからませ穴子を乗せて出来上がり

嘉正風アナゴ丼

ふっくらとして肉厚の天然あなごは、うなぎに負けない脂の乗り

幸せのどんぶりは冷凍物を感じさせない黄金の味

ごはんと穴子ががっちりとスクラムを組んで旨味をアップした丼 まツ

 

いりやき鍋★★★

対馬地方では、特別な接待や正月などに食す

対馬地鶏は鶏冠に毛が生えた平飼いの鶏

羽毛は褐色で、顎の肉垂れの代わりに「毛髭」がある非常に珍しい形態の地鶏

冷凍で持ち帰っていりやき鍋の再現 脂の乗りも見るからに美味そう

対馬地鶏

対馬ではもともと鶏肉を炒めてから鍋に入れ野菜と一緒に煮込むのでいりやきとある

私は脂の部位だけ少し炒めそれ以外はそのまま関西風に煮込んだ

対馬地鶏はシャモよりも筋肉質で弾力があり、噛むほどに旨みが口中いっぱいに広がる

 

こんなに味の濃い鶏肉にお目にかかったことがない

久しぶりに旨い対馬地鶏は取り寄せてもう一度味を確かめたい逸品

ご当地感: 4.6/ 味:4.7 価格:4.8/ サービス:4.6/ 雰囲気:4.5

2023/11/10-12 No 84

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/11/10-12)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐 ふぐ

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第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐

第23弾 長崎県壱岐 クエとふぐ 23/11/8~10

ふぐ

 

スペシャルランチあじフライ

肉厚のアジの身は衣を着けるとより一層着太りする サクッと一口頬張るその味は舌の上で
 
飛び跳ねる程の壱岐の良さ “うま”
 

 

なかはら鎌崎陸上養殖場 とらふぐ

低塩分陸上養殖場を見学 海の塩水度は3.5% 人間体液は0.9% 魚は2.5%のナトリウムを

除去して海で育っていると東大の教授が発表

この養殖場は地下70mから海水層と淡水層を組み上げた2%の塩水を1%に薄めて

ふぐの養殖をしていると場長の浜中さん

 

通常の海水に比べ成長も早く病気にかかりにくいと・・・

約2年の歳月で2kgに育ったと河豚を年間2万匹出荷
水温20度に管理され、11月より白子入りを出荷
人工的な交配で全部が白子入りの雄ときている

 

2019ミシュランガイド特別版 掲載店 まる辰

「まる辰の大将にさばかれる幸せ」とキャッチコピーが目に飛び込む

ふぐのフルコース

とらふぐ鉄引き

洒落た器に美しさが際立つ、てっさが登場 

見るからに美味そう ポン酢は自家製の和らかい味

カボスを絞れば一層香りが立つ、ネギを巻いてポン酢に付ければ幸せの瞬間

てっさに湯引きを巻いて食すとこれ又、贅沢の極み

ふぐ白子の茶碗蒸しはとろとろの卵にぷりんぷりんの白子 つるんと滑る喉越しを味わう

白子の茶碗蒸し

底の浅い器が一層味を増す、茶碗蒸しの極みの逸品

王道の鍋の食べ方

出汁を張っている鍋に白子を全部入れてから火を付ける 初めての食べ方に…えっ???

鍋に火が入り、待つこと数分 湯気が出てから蓋を取る もういけまっせ!

 

★★★

白子をポン酢に付け、ひと口で白い裸体を放り込む 身体をくねらせてねっとりと喉を擦って

胃に直行 もうひとつ、もうひとつ、白子がこんなに美味かったのかと再認識 

これぞミシュランの星 ★★★

〆のおじやは昨夜のクエと比べたら甲乙付け難いが私はクエのおじやに軍杯を挙げる

 

今夜も贅沢の極みに感謝 壱岐ではシーズンに関係無く河豚が食せる島なのだ 

但し白子は11月から2月頃まで、今夜も幸せをいっぱい舌の記憶に残る島グルメ

ご当地感: 4.6/ 味:4.7 価格:4.8/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.7

2023/11/8-10 No 81

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/11/8-10)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐 クエ

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第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐

クエ

壱岐の華 酒造 初代嘉助 米麹を使った麦焼酎

新しく樽仕込みの五年物

海鴉は樽の香りがまろやかに広がる焼酎とは思えない

ほどの味は地元でも人気の焼酎

壱岐 クエ

博多港からジェットフォイルで65分、25年ぶりに訪れた島は

昔の面影も無い程、開発されている。11月の好天気に恵まれ

どこへ行っても抜群のロケーション

小島神社

干潮時の前後数時間だけ参道が現れ歩いて参拝することが出来る小島神社

壱岐の「モンサンミッツシェル」と呼ばれ人気のパワースポット

この島全体が神域とされているので小枝一本島外に持ち出せない慣習がある中

参道では小さな岩牡蠣「雪花」の採集をする島民

美味そうな小さな岩牡蠣は今が食べ頃だが5月のウニはもっと美味いと味覚をくすぐる

ランチは「海鮮丼」と「イカ丼」

水槽にはアラ「クエ」や赤ハタが泳いでいる人気寿司店。

イカの王様アオリイカは、もちもちとして舌にまとわり付く鮮度

その上細かく切り目を入れた食べ易さが文句を言わせない

 

イカ丼                                    海鮮丼

海鮮丼は島のマグロ「こしながマグロ」は上品な中トロ

鯛に・カンパチもマグロに負けまいと丼の上で箸を待つ活きの良さ

夕食は特別注文のクエのフルコースが待つ平山旅館

小鉄 女将さん 筆者

アラ(くえ)と一緒に運ばれてきた赤ハタの姿作り。

見ただけで美味そうな赤ハタ・ブリ・ヒラマサ・スマガツオにハガツオ

イサキ・ハガツオのたたきの真ん中に王様のクエが“で〜ん”と控えている

別皿にはクエの肝がごま油と塩を纏ってお待ちかね

今夜は壱岐の海のオンパレード 調味料はポン酢に小ネギ・醤油はわさびと生姜 

ポン酢には壱岐産のカボスを絞ると香りが匂い立つにくい味 

もてなしの包丁さばきと盛り付けの華麗さは平山周太朗料理長の腕が際立つ

まず濃厚な肝を舌の上で転がし味を確かめる“う〜ん” “これだ”

美味しさに理屈は要らない 俺の口は島を股にかける島食人だ 

おぉ!おぉ!? この旨さ

舟盛の上で箸が迷うがクエの刺身をポン酢で頂く、お次は握り寿司の登場 

炙りは脂の乗りを引き出し舌が飛び跳ねるほど旨い クエの唐揚げは文句なし 

鍋はクエの常道、鮮度抜群の逸品には言葉を失い黙々と箸が進む

上質の脂とゼラチン質が纏わり付き、胃袋が大漁旗揚げ喝采している

今夜はきっと胃腸薬のお世話になるだろうと考えるのはまだ早い

脂味と旨味がキラキラと輝いている鍋の中に雑炊がお待ちかね

★★★

クエの雑炊

最後の一粒まで胃袋に消えて行く クエるだけ食った今夜の晩餐、

小鉄もお腹を摩って“ごちそうさま” 赤ハタには悪いが今夜はクエの一人勝ち 

ご当地感: 4.8/ 味:4.9 価格:4.7/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.8

2023/11/8-10 No 80

 


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Photograph by Yoshi Ikeuchi

第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐島

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第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐

第23弾 長崎県壱岐 クエとふぐ 23/11/8~10

人口24,622R5

めっちゃ うまい ご島地グルメ

クエとふぐ

  

クエ                                   ふぐ
2023年11月8~10
めっちゃ うまい ご島地グルメ
旅の島食人 池内嘉正

第22弾 ご島地グルメ 東京都八丈島

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第22弾 ご島地グルメ 東京都八丈島

第22弾 東京都 八丈島 人口6700人

 

10年振りの八丈島 羽田からの乗り継ぎ便でアクセスも良い

迎えのホテルの車でチェックイン

先程までの大雨とは打って変わっての天候

知人の櫻田康次(78)さんと連絡を取り夕食を共に島割烹へ

日本料理屋の粋な風情の玄関を入ると超満員

居酒屋とは思えぬ店内は活気があるがうるさくは無い

ぶど(海藻を煮た寒天で固めたもの)

島魚の刺身盛り合わせ

(メバチマグロ・カンパチ・メダイ・尾長鯛)

尾長鯛がシコシコと甘い

ムロアジのクサヤ

★★★

(期待通りの味だが昔のようなクセが少ないがいい味だ

マヨネーズを付けるとよりまろやかで旨味を誘う)

うみかぜ椎茸の天ぷら

★★★

(軸の香りと歯応えがあり、ひんぎゃの塩の相性がいい

(ひんぎゃの塩−青ヶ島の黒潮の海水を地熱蒸気で温めて作る

 

岩海苔焼き(厚みのある海苔は歯触りと香りに驚く島の味)

★★★

どれを食べても味よし・雰囲気良し・コスパ良しこの店出来る

島焼酎五種飲み比べ

 

島内観光

うみ風椎茸生産所見学、原木では無く菌床の材料は」ウッドティップを使用

無農薬・自然農法・有機農産物で栽培

肉厚でジューシーなのは昨夜の居酒屋で実証済

★★★

大竜ファーム

やすらぎの湯

島民同伴で入浴料100円は最高

連日、友人の櫻田さんの案内で湯に浸かる

★★★

 

大崎玉石垣

 

ランチは櫻田さんの手料理をご馳走に…

明日葉とクサヤのマヨネーズ和え

明日葉の苦味とクサヤをマヨネーズが調和を引き出す

一番好きなクセになる味

★★★

 

目鯛の煮付け

よめなごはん(よめ菜・あげ・酢飯)

ささよ(いしずみ)の姿造り

 

もちろんプロ級なのはペンション経営で

日頃の料理はお手のもの

全て希望通りの料理内容に脱帽

★★★

 

島寿司

甘めのシャリに魚を醤油と薬味で漬けにしてからしで握る

その店により味付けが変わるが人気店はランチでも予約で一杯

席の予約と寿司の予約もするので時間通りに行けば

座るなりおしぼりとお茶とまもなく寿司

滞在時間20分の超効率が良い

メダイ(少し身が柔らかいがしっとり感がある)

シマアジ(脂の乗りもよく身の締まりと辛子が良く合う)

尾長鯛(辛子とシコシコ感の絶妙なバランス)

クロムツ(喉越しが良くもちもちで滑るように胃袋に直行)

岩のり(あま辛い味付けは箸休めにちょうど良い)

 

★★★

明日葉

当地感: 4.7/ 味:4.6/ 価格:4.7/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.8

2023/5/8-12 No77

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/5/8)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

めっちゃ うまい ご島地グルメ

醤(ひしお)料理 めぐり

  

醤丼     料理芸術 かりえん  醤油会席


2022年4月26~29
めっちゃ うまい ご島地グルメ
旅の島食人 池内嘉正

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 醤油会席

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

醤油会席

★★★

醤の香りが漂う街並みを黒塀沿いに歩く

400年以上続く本桶仕込みの厳選した6軒の蔵元・12銘柄より

醤の香り乗せて旬の食材の日本料理

 

島物口取

甘夏とローズマリーのコーディアル

甘夏とローズマリの漂う先付けに期待が躍る

 

胡麻豆腐 諸味田楽 いぎす 麹酢みそ

あったかい胡麻豆腐に麹酢味噌のトッピング

美味過ぎて舌が飛び跳ねた

 

冷季菜魚 前菜五点

 

生仕上げ 島そうめん 諸味つゆ

★★★

 

「さぬきの夢」香川県産の小麦

腰のある生素麺は湯掻いて3分以内でどうぞ・・・と

喉越しも腰もいう事なし、諸味のつゆの出汁が格段に違う

玉ねぎの和風スープ

★★★

 

三種類のタマネギの味のハーモニー

生・天ぷら・煮玉ねぎと炒ったかつおの風味が味を際立てる

鰹出汁を何度も確かめスープは完食

 

名物鉢盛 島野菜 木桶醤油の味比べ

大鉢に敷き詰めた氷の上に前は

赤・白・緑・黄・青と島野菜のファションショー

竹の皿には平目・馬ズラ・ハギ・ハリイカ・西貝

★★★★★

お出迎えは四種の醤の味くらべ

二段熟成気あげ・諸味たれ・薄口気揚・そら豆醤油

二段熟成はもろみを一滴一滴ドりップ

1年目と2年目の諸味を加えた贅沢な極み

濃厚な醤は初めてのお出迎え

 

平目に醤を付けると舌の上で踊り出すお祭り騒ぎ

醤によって味が変わる極みの醤油懐石

野菜は適度に冷やして諸味たれで

バリバリ・ぼりぼり味を確かめる暇もない

野菜がこんなに美味かったとは・・・

 

エンジェルロード

オリーブ牛を食べて育った牛をオリーブの葉で焼き上った一品

ポン酢にもろみを合わせたにくい味

“う“〜ん”と・・・

 

鯛の潮キャベツ煮込み切り

 

鰈の風干し自然薯と入りこの三杯酢

 

土鍋オリーブご飯

オリーブオイルとかつお出汁の風味が絶妙

オリーブの香りが漂う瀬戸内の美味しいごはんに群牌

 

醤の味比べに奔走され絶妙な演出と組み合わせに脱帽

瀬戸内の交通の不便さを吹っ飛ばす程の贅の極みが

ご島地グルメの醍醐味

★★★

当地感: 4.9/ 味:4.8/ 価格:4.5/ サービス:4.7/ 雰囲気:4.6 No72

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 

右1二段熟成気あげ

仕上げの工程で火入れの前の段階、

市場には出回ることのない生の風味をドロップ

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 料理芸術かりえん

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

料理芸術かりえん

★★★

25年振りに訪れた料理芸術の店「かりえん」

店内はリニューアルされ全てが椅子席

表には貸し切の札 “エッ?” “予約してたのに?”

店内は全て予約で満席の為、“貸切”

昔話に花が咲き、メニューも無いのでお任せに・・・

目の前で調理する手際の良さは正に芸術

小豆島はギリシャのミロス島と姉妹都市

かりえんとはギリシャ語で“優雅”の意味

生簀には黒鯛・カワハギと旨そうな奴が泳ぐ

島ならではの鮮度

★★★

 

なかなかこれだけのカワハギは水槽ではお目にかかれない

味付けたけの子の天ぷら・自家製の胡麻豆腐・

活車海老の唐揚げは皮ぐちバリバリと・・・“甘い”

 

初めてのさわらのタタキ

★★★

 

ドライ玉ねぎが風味と食感がたまらん

手作りのポン酢が“旨ッ” 自家製のポン酢はスダチを使用

ハリイカのコリコリの刺身

待ってました”!待望の「カワハギの煮付け」

昆布出汁と醤油のみの味付け

大きいカワハギの一番旨い頭の部分と肝がたっぷり

とろける甘さと身のシコシコ感が舌を喜ばせてくれる

★★★

 

活マダイの揚げ出し、締めに握り4貫のオリーブ牛ひとつだけ

もうお腹は大漁旗が・・・

 

最後のアイスクリームはブルーベリーがたっぷり

スーパーフード「キヌア」のトッピング

美容と栄養と健康を考えた演出

正に料理の芸術

 

もう無理やと思いひと口の積もりがぺろりと“ごちそうさん”

大満足の帰りの車の運転は25年前と同じご主人の田中誠基(69)さん

幸せいっぱい 腹一杯

 

さわらの木の芽和え(島活)

★★★

自生する木の芽をたっぷりと乗せた贅沢な一品

木の芽の香りと爽やかな旨味が口中に広がる幸せな料理

ご島地ならではのめっちゃ うまい贅品

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 ひしお丼

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

ひしお丼

赤穂に次ぐ第2位での塩の生産地であったが

温暖少雨な気候が醤油造りに向いていたなど

様々な要因が小豆島の醤油業の発展を促した

ご当地グルメのひしお丼の条件

1・小豆島で作った醤油やもろみを使用

2・島の魚介や野菜や地元の食材を使用

3・箸休めにオリーブか佃煮を使用

3つの条件が必須

開園、100年のオリーブ園の中にあるレストランは

急な坂道の中腹にあるしゃれた建物

オリーブパレス レストレア

 

もろみ味噌と野菜たっぷりのひしお丼

★★★

 

オリーブオイルで炒めた野菜がこれでもかとトッピング

甘辛いもろみ味噌との相性が抜群

食べれば食べるほど箸が進む 甘辛い味噌が絶妙の味

 

オリーブ牛のひしお丼

 

軽く炙ったオリーブ牛が2枚

特製ソースを掛けてご飯を包んで頂く とろける肉質は

歯がなくても味わえるほど柔らかい

備え付けのオリーブオイルを野菜にかけ

ソースを絡めたその味は名脇役

肉の量が俺には少なすぎるが

甲乙付け難いひしお丼は島ならではの逸品

醤ラーメン

★★

 

島の豊かな漁場はカタクチイワシの宝庫

島醤油とカタクチイワシのマッティングは王道の出汁

島だけしか味わえないラーメンは食べた者だけの逸品

島中華

島醤油と5種類の和風出汁が香る和風ラーメンは

濃くもあるがあっさり味の上品な味わいが記憶に残る

オリーブ牛のひしお重

★★★

 

映画村のすぐ側にあるオリーブ牛取扱店

たっぷりとオリーブ牛が軽く炙られお重の上に並ぶ

ソースはひとつのメニューとして考え納得いくまで出店を見送っていた・・と

秘伝のタレの絡まったオリーブ牛はとろける甘さと脂の旨味に驚く

 

サクラ井のひしお丼

インスタ映えより味はオリーブ牛には勝てない

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/26)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第20弾 ご島地グルメ 兵庫県淡路島  

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第20弾 ご島地グルメ 兵庫県淡路島

3年とらふぐ 気温20度

2023/3/20・21 人口22/09 129823

 

大阪から神戸明石海峡(3911m)を渡ると淡路島

25年振りの島は大橋を渡ると島の玄関口

総勢15名は2台のレンタカーに便乗しての旅

孫の貴一・貴生の社会人の就職祝いを兼ねてのグルメ旅

ランチは3軒に分かれての食レポ

淡路麺業(創業100年)が経営するパスタ専門店の「DANMEN」

種類は26種類、4種類ソースにパスタメニューは12種類

余りの多さに選ぶのに時間を要するが食べる前からワクワク感

オリーブオイル・トマト・クリームソースと

平日と言うのに開店前から長蛇の列

伝助穴子と白ネギのパスタ からすみ添え

★★★

プリプリの穴子の脂の乗りに白ネギと

からすみの風味に驚きの逸品

淡路島産生のりと白子のパスタ

のりの風味とバジルの香りに生パスタが旨味を引き出す

足赤海老のトマトソース バジル風味

しっかりとした味と歯応え抜群の淡路の海老に

トマトソースがよく絡みバジルの香りが味を極める

淡路島ポーク季節の香りのラグーチーズ添えバター風味

バター風味とクルミの歯応えがいい

生ハムとじゃがいものたっぷりチーズ

じゃがいもと生ハムの塩味がチーズの相性抜群

桜鯛の塩麹漬けと筍のからすみ添え

炙り鯛と歯応えの良い筍がオリーブオイルと絡み

生麺のもちもち感が舌の虜にする
   

淡路鯛素麺

★★★

鯛の兜焼きがデーンとトッピング

玉ねぎとレモンの香りの出汁がとても上品

さすが本場の玉ねぎの味は違うね

玉ねぎのつけ麺

★★★

 

玉ねぎのまるまる一個の天ぷらがつけ汁の中にで〜んと

地元の有機カレンデユの花びらを添えたここだけの一品。

外、カリカリ中はトロトロの玉ねぎの甘味

濃い目のかつお出汁がよく絡み、滑るように喉元を過ぎる

こしのある細麺がベストマッチ

淡路熟成鯛丼

★★

 

熟成させた秘伝のタレ、まったりもっちりとした鯛

卵を絡ませわさびが効いた大人の味は旨味倍増

3年とらふぐ

★★★

 

淡路島のとらふぐは、通常の養殖期間が2年のところ、

3年の歳月をかけて育てている養殖場所の福良湾は、

全国の最も水温が低く、潮の流れが日本一の速い

鳴門海峡の近くにあるその結果、身が締まり、

味が濃厚と評判 天然ものに引けをとらない絶品と称されている

日頃からふぐはよく食べており少々の味では驚かない舌の持ち主

名物の「美福鍋」はてっさ、てっぴ、ふぐ刺し、唐揚げ、

焼きふぐ、白子、雑炊、ひれ酒、ふぐスープなどのフルコース

てっさは甘いが天然物よりやや柔らかい

鍋の中にヒレを焼いて入れるのは初めて食す

香ばしいヒレの香りが鍋に漂い食欲を掻き立てる

3月では白子の時期が過ぎているのか冷凍物の感がして

いつものトロトロ感は失せていた

兎に角、箸のピッチが早く猛烈に胃袋へ放り込む

“味はどないや”

若者たち日頃食べ慣れていない「ふぐ」

を味を確かめる間もなく「美味い・旨い・うまい」と

鍋の底が見えるのが早過ぎた

ご当地感: 4.8/ 味:4.7/ 価格:4.5/ サービス:4.5/ 雰囲気:4.7 No71

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/3/10)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi