マレーシア ボルネオ島とは
- 2009年9月19日(土) 10:03 JST
- 投稿者: tetujin60
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2024年11月21日(木) 19:09 JST
日 曜 市
世界で3番目に大きな島
日本国土よりは一割ほどやや小さい
近年になって開発が進んでいるが
他のアジアの観光スポットに
比べれば遅いぐらいだ
訪れたコタキナバル(KK)のサバ州は
南北に1kmに渡ってビーチ沿いに
ビルが立ち並んで島のイメージとは程遠い
糸巻きエイ
民族工芸品
町の中心部にも開発が目立ち
建築中のホテルや内陸部に
どんどん開発がすすんでいる。
ボルネオと言えばオラウータン
すぐ近くの森に行けば出会えるぐらいに考えていた
熱帯雨林には車で2時間もかかる
町はコンクリートジャングルが広がり
通勤時には車の渋滞が続く
日 曜 市
日 曜 市
一方地方に行けば水上生活者や
先住民族も居住している
子供たちは気軽に話しかけてくる
日本はきれいな国だね
マレーシァは好きですか?
どう思いますか?
矢つぎ早に質問が飛んで来る
人懐こい親しみのある人たちである
マレーシア観光局も世界の観光客に
国を挙げてPRに力を入れている
自然豊かなボルネオの森に住む
オラウータンや大きな垂れ下がった
鼻を持つ「テングザル」
近代化の拡大により絶滅の危機になっている
サバ州の町並み
貝
魚卸市場
漁 船
魚屋の兄ちゃんは愛嬌が良い
ホテルの前の桟橋で学生と小鉄
日 曜 市
のんびりとジャイアントフルーツを手枕に商売
カジキマグロのモニュメント
言語も沖縄文化と似たところがあり
「ちゃんぷる」「まあ」なども
同意語で使われている
日本人と同じルーツを感じる
経済や文化も新旧が入り交ざり
それが経済の支えにもなっているようだ
首を傾げたくなるような経済社会
(レストランで70円の缶ビールが
スーパーで240円)を
上手に取り入れ町は活況を呈している
世界の森は何処も国立公園や
保護区の制定において
死守されているのは同じである
果たしてどんな出会いが待っているのか?
降り立ったサバ州の州都コタキナバル
(通称KK)は2008年に第1ターミナルが
新築され現在も尚拡張中である
日 曜 市
見所は世界遺産の『キナバル公園』
世界最大の花ラフレシア
運がよければ見られるぐらい
めったにお目にかかれない
島の大半は熱帯雨林のジャングルが広がり
,国有の動植物の宝庫である
近代化されたとは言えまだまだ独自の
先住民族の文化が残っている
プロローグ
・
その雄大さをカメラに納めようと
ファインダーを覗くが
大自然の山々を撮らえる事が出来ない
ひんやりとした空気が
山の雰囲気を味合わせてくれる
展望台からもその勇姿を望むことが出来ない
世界遺産
迫力のあるキナバル山
ムービーショー
ムービーショー
スライドショー
ましうらから望むキナバル山
キナバル山 4095・2m
World Heritagein Borneo
標高4095・2m 東南アジアの最高峰
せめて麓(1580m)までと車でゲートを抜ける
自然保護費(RM15・450円)
マレーシア人(RM5)を支払い目的地に到着
ここから山頂へは1泊
(3200m地点の山小屋)して
不毛の岩肌を目指すらしいが
そんな健脚は遠い昔の事
キナバル公園 KINABALU PARK
キナバル山頂
キナバル山 4095・2m
キナバル山1580m付近
カメラを持ってウロウロしていると
地元の中国人が写真を撮るなら
4km遊歩道を歩くか「マシウラ」
(車で40分)と言う所が良いと教えてくれる
もちろん後者を選び
車で来た方向とは反対の方角へ突っ走る
目印のマシウラゴルフコースの
看板が見えて来た
ゴルフコース等は目に入らない
ベストポジションを探していると
いつの間にかゴルフコースの
10番のティグランドに立つ
幸いプレーをしているカートも見えない
市内から95km(車で2時間)
早朝の予約のタクシーに
小鉄と二人キナバル山へと向う
道路は舗装され日本車が活躍している
車は快調にスピードを上げ目的地に向かう
いつの間にか気持ち良く寝入っている
1580mの登山口
キナバル山固有種の蝶
キナバル山1580m付近
蛇の標本
キナバル山 4095・2m
キナバル山
ましうらゴルフコース
キナバル公園の醍醐味はトレッキングで
発見するのが喜びだ…と
ガイドブックにも書いてある
手抜き旅はあきまへんなぁ
コース管理の人が
気持ち良く
入場を許可してくれる
キナバル山頂は残念ながら
雲に覆われ全景を見せない
せめて資料室の写真を見て
自らを慰める事にする
水上バジャウ族 500軒 2000人 漁業
KK市内から北へ40km
ムンカボン川の支流にある水上民族
マングローブに覆われ静かに流れる川は
何処か沖縄の西表島に感じだ
川に杭を打ち込み高床式の家屋
漁業を糧としている民族は
村の道路沿いで子供たちが
獲れた魚を両手に持って売っている
新聞やタバコの売り子は
見た事があるが魚の手売りは珍しい
カメラを向けると子供たちは一斉に逃げ出した
この辺りは外国からの不法滞在者が
多く住んので何かの取締りと勘違いしたらしい
商売の邪魔をしてゴメンネ
これはラッキー
「花嫁さんは何処ですか?」
しかしどうも雰囲気が違う
“新郎のお父さんは?”
近くの人が神妙な顔つきで
『今日は葬式です』
我々は急いでその場を退散した
カメラのレンズはキャップを
したままだったので失礼せずに済んだ
ドウスン民族
コタキナバル在住の坂本さんの
知人宅(ドウスン族)を訪問
島では結婚式などがあると
誰でも自由に参加が出来る風習がある
通りかかった道路側に車がずらっと駐車
“結婚式だからちょっと寄っていきましょ”
…と坂本さん(34)
屋内は清潔に保たれ常に洗濯物が干してある
電気水道も完備されているが
すぐ隣の土地に2009年度中に
政府支給の建物へ引越しが予定されている
沖縄の方言に「チャンプル」(まぜる)は
ここでも同じ発音
「アラマア」も同意語なのに驚いた
人類が歩んできた南方系民族のルーツを感じる
旨そうな車海老
ドウスン民族と坂本君
珍しい野菜
ドウスン民族
夜明け前
路傍にいる可愛い山羊
路傍にいるカニクイザル
魚を売っている子供たちカメラを向けると一斉に逃げだした。
バジャウ族の村車海老もナマズも獲れる
カンポン(村)探策
・
肉骨茶(バクテー)
中華料理 SUPER TANKAR 中国人街(金土は要予約)★★★
人工池の船の形の水上レストラン
店内の水槽にはハタ・伊勢海老・うなぎ・など
高級魚が泳ぐ
好みの魚をチョイス料理方法も指定できる
空心菜の炒め物
ゼラチンたっぷり豚の皮
RIEさん・SAKAMOTO君・小鉄・筆者
一品づつの味付けが異なり日本人の口にピッタリ
珍しい食品の組み合わせに箸がすすむ ◎ 鉄人オススメの店
寿司コース・天ぷらコース(RM56)
ホテル内のレストランにしては格安 マレー人のシェフが作る味付けも良い
久し振りの日本食はやっぱり最高
天ぷらのカリッとした揚り具合・茶碗蒸しの味付け・寿司ネタ・ししゃも(北海道)
塩鮭の焼き物(ノルウエィ)海外で食べた日本料理NO1の店 ◎(鉄人オススメ店)
珍しい一品 サバベジの炒め物
(つる草の新芽)
ゴーヤとヒナバのチャンプル
(酢の物)
ハタの煮付け
(味も鮮度もよし)
特にオススメ
★★★
ラクサ (ラーメン風のパスタ) 揚げ焼きそば風の味
店内は冷房が効いているので
ゆっくりと食事が出来る
どの一品も5~600円位で
ホテルの一階にあり雰囲気も良し
ベッラ イタリアBella Italia
海老のオイスター炒め
シンキーバクテー(Sin Kee Bah Kutthe) ★★★
イカ団子のフライ
ユバの揚げ物としいたけ
車海老の空揚げ(塩味)
金明茶室 ★
肉骨茶(バクテー)他味もサービスもイマイチ
日本料理 なぎさ ★★★
ハイアット・リージェンシー・キナバル・リゾート内
お茶の味で脂が少なく
食べやすい値段が安いのに驚くRM6(180円)
缶ビール2本と他二品 RM29(900円)
鳥の皮とさつま揚げのはさみ焼き
ココヤシのプリン
あっさりとした後味
さっぱりのゼザート
海老のボイル
(プリプリの車海老
何匹食べてもあきが来ない)
ご飯
味は少し濃いが兎に角安い
アルコール類はなし
向かいのシンキーバクテーから
買って持ち込む事が出来る RM27
フアントキー(Fatt Kee ) 中華料理 ★★★
ラ ク サ
カンポン・ネラヤンKampong NeLayan Restaurant ★★★
麻婆豆腐
店内を覗く筆者
PM7:45分から民族舞踊ショー(踊りよりも民族衣装が目を楽しませてくれる)
新記肉骨茶
漢方薬を調味料としたスタミナ料理(豚・牛・鳥だんごなど)
オラウータン
成人のテングザルの雄は大きな鼻と白いしっぽを持つ
ジャングルクルーズ
日中は暑く農作業をやっている姿は何処にもない
まぁのんびり行きましょ
お昼も過ぎに小さな町に寄り道して
麺類でお腹の足しにした
道路沿いにはカニクイザルや
可愛いい山羊の歓迎を受ける
KKから110km(車3時間) 到着は午後2時
通常より2時間も早いクルーズは初めてと
案内のリンさんは不安そう
(テングザルは日中は川に近寄らない)
中国人のリンさんがインターネットで
個人客のツアーをアレンジしている
通常は夕方から始まるツアーを
11時出発に変更し
途中の田園風景の撮影を期待
テングザルは夕方,
餌を求めて川の近くにやって来るらしい
テングザルの雄
ロッカイ・ワイルドライフ・パーク
ジャングルのテングザル
ヤギ
中央ガイドのリンさん
テングザルの子供
シャターを押す右手は
滴り落ちる汗を拭いている
何枚かは納得のいくものを撮れたが
「ロッカイ・ワイルドライフ・パーク」
(動物園)
で撮った至近距離とは問題にならない
ロッカイ・ワイルドライフ・パーク
カニクイザル
「いたいた」木の影だ
オツこっちを向いた折角のチャンスなのに
流れ出る汗を拭いているタイミングの悪さ
お次は「ジャンプ」狙いが遅すぎ
シャッターチャンスを逃す
焦りと暑さで身体中は汗の洪水
手の汗でカメラは滑る
400mのレンズは揺れるボートの上で悪戦苦闘
少しタイミングが会いだした時には
サルは去っていた。
KKから南西方面にあるクリアス湿地帯の
支流のひとつであるガラマ川流域
このウエットランド地帯は
海水と淡水が混ざり水牛の放牧もしている
いよいよボルネオ固有種の
テングザルの探索クルーズに出発
しっぽの白いのはテングザルのオス
アイランドホピング
サビ島
スノーケリングに最適スポット サンゴ礁も魚もビーチの近場でそこそこ楽しめる
スルウ島
何も無い島だがボートからの眺めは美しい 島の周囲は撮影スポットがある
トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園
マヌカン島
細長いビーチにシュノーケルは楽しめる 魚は観光客に餌付けされ自由に泳いでいる姿はお目にかかれない 透明度も今ひとつ 出来る事なら餌付け禁止を願いたい
ガキ島
私たちが訪れた時は観光客はゼロ 私的にはそんなに魅力のある島でもない
ボルネオと言えば森が90%海は10%と感じる
大自然の中で動植物の再発見の旅こそサバ州を知るチャンス
ダイビングスポットとして有名
養護施設訪問
SARI MENGASIH CENTER
脳性麻痺の子が久し振りに訪れた
『理恵』さんを見つけて
身体で喜びを表現して跳びついて来た
何ともいい笑顔だ
理恵さんも絵を教えたり
年一回のバザーでは海苔巻きを作り
その販売で施設の運営に
大いに協力している日本人である
サバ州観光局の
広田理恵さんの紹介で養護施設を訪問
100名からなる施設であるが
夏休み中の為一部の生徒しか登校していない
お土産には私が所属する
大阪USライオンズクラブから
コンピュータゲームソフトを
ドネーション
子供たちの作品
パン造りに励む
久し振りの再開に笑顔一杯で飛びついてくる
ドネーションのコンピュータゲーム
施設の建物
養護施設訪問
サバ州観光局を訪問
理恵さん
筆者と小鉄
施設長
小鉄もしっかりと握手
施設では先生の指導の下,
多くの製品を製作している
チョコレート会社の
パッケージのデザイン作成
木工製品,パンの生産など…
身体のハンディキャップを背負って
明るく礼儀正しい生徒
前向きに頑張っている姿には
心が打たれる
施設では先生の指導の下,
多くの製品を製作している
チョコレート会社の
パッケージのデザイン作成
木工製品,パンの生産など…
身体のハンディキャップを背負って
明るく礼儀正しい生徒
コンピュータゲームの贈り物に喜ぶ子供たち
(大阪USライオンズクラブより)
施設の子等
格安な夕食は一人300円もあれば十分
その10倍でも高級食材は山ほどある
どんなに繁盛している店でも10時で弊店
休日前は朝まで賑う街へと変身する
毎夜お付き合いを頂いた理恵さんと坂本さん
そしてリンさん…ありがとう
エピローグ
オラウータンの赤ちゃん
2009年6月7日―6月14日
旅の鉄人 池内嘉正
ガラマ川で予期せぬ
テングザル見つけて感動
ジャングルの静寂な中に
鳥の声とテング猿の鳴き声を初めて耳にする
期待以上の大自然の生き物たちに
出会えて感動する
テングザルのジャンプ
コタキナバルの夕日
キナバル山の入山料
世界遺産キナバル山
ボルネオの子供たちと小鉄
テングザル
テングザルの子供
元気の元『肉骨茶』
日本のたこ焼きも大人気
コタキナバルの市内
小鉄のひとり言
近代化が進みジャングルのイメージは損なわれていた
大きな島だとは解かっていたが島特有ののんびりムードはなかった
サバ人の人懐っこさに大変親しみを感じました
あれもこれもと心残り
「肉骨茶」
バクテーの濃厚な漢方薬の味は
熱帯の国では元気の素
世界遺産のキナバル公園
東南アジア最高峰のキナバル山は
今日もその勇姿が天を仰ぐ
美しい夜明け前
水上ハウスもいずれ撤去
市 立 モ ス ク
トゥング・アブドゥル・ラーマン公園
::プロフィール
●1939年生・大阪出身。ゴルフジャーナリスト JGJA会員
●1966年 世界一周60日間 市場調査と営業に出張
ゴルフ歴62年
●2014年6月 右足人工股関節手術後エージシュートにチャレンジ
●2016年8月12日エージシュート達成 術後763日目
ゴルフ場 北海道 グレート旭川カントリー倶楽部
スコア74(37・37)・年齢76歳と327日・2024年現在に至る
●2014年8月より5月―10月旭川へ移住
●1997年会社経営を社員に継承 パームスプリングスへゴルフ留学 2ヶ月で挫折
●1999年に日本の島60島取材
●2000年日本の島再発見出版 日本作家協会会員
●2002年北極点踏破 日本旅のペンクラブ会員
日本旅行写真家協会正会員
●2003年―2009年 地球の島巡り70島踏破(旅は全て夫婦同伴)
●2009年12月16日 南極点踏破
●2010年 地球の島巡り出版
●2015年5月よりトリプルレジデンス継続中5月中〜10月中(東神楽居住)
1月中〜2月末(沖縄・石垣島居住)年末年始・春・秋(大阪現住所に居住)
●2022年 離島の食を求め ご島地グルメの取材開始(一島目 島根県隠岐の島)
●2023年 株式会社アイナック創業49年 取締役会長に再就任 生涯現役を目標
●2024年現在ご島地グルメ挑戦中(離島の旬の食を求め取材旅行)
一般社団法人 離島振興地方創生協会 賛助会員・NPO法人大阪USクラブ会員
現在、
フリーの経営カウンセラー。
2000年「哀愁フェリー」、2006年「佐渡航路」で日本有線大賞有線音楽賞を受賞。
2008年 悪性リンパ腫を発症。復帰後は悪性リンパ腫の啓蒙の「ライムグリーン・リボン」支援活動を始め、現在も続けている。2013年 キルギス共和国22周年独立記念コンサートで観客約5万人を前に「風の旅人」を発表をし歓声を浴び、キルギスの情報文化大臣から感謝状が贈られた。